高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2024.02.05

害虫がいた木材使用について 他

質問者/しろたん

現在新築中です。
工程の中で内玄関の表面に使われている集成材?にぽつぽつと虫の出た穴が(おそらくネットで調べたらキクイムシと思われます。)空いていました。

結局調べていただいて、「木材になる前にキクイムシが出ただろうと推定されるが、防虫処理を施してあるので問題ない」とは言われています。

クロスの内側に将来なるところですから今後虫が出ないという事になればクレームとして取り替えてもらわなくてもいいのかなとも思いつつ、あまり気持ちいいものではないですね。

その対処についてどうお考えでしょうか?一度出てしまえば反対に出ることがない安心な材と言えるのでしょうか?
現在の木材のほとんどが人口乾燥で強制乾燥させます。
これは、高温の水蒸気で蒸して油成分などを除去する方法がとられます。
集成材は特に合成前の処理が徹底されているようです。

虫食い孔は多くの木材にみられる事象であり、上記のような処理を行えば事後に問題を起こすことはありません。
あまり気持ちの良いものではない心情は理解できますが、木材も生き物です。
施工工務店とは、竣工後において末長い友好関係を保持した方が、建主さんにとっては極めて賢明な対応です。

取り換えを要請して施工工務店との関係を損ねる方がリスキーと思われます。
木材を、いとおしく思いやってあげる寛容さも必要と思われます。