構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
こんにちは。平成18年12月に新築一戸建て住宅を建てました。約3か月ごとにベタ基礎の自主点検を実施してたところ、昨年、ベタ基礎内に水が溜まってました。床面から立ち上がる基礎の隙間から水が浸入しているのを確認しています。住宅メーカーに見てもらったら基礎の外側に防水工事をしていないのが原因と言っています。家の周りの穴掘りと外側からの防水工事の修理代金40万ぐらいとの事です。
設計、打ち合わせでは、普通の基礎で施工する事になってましたが、工事の様子を見に行った時にはベタ基礎が仕上ってました。すぐに工事責任者に聞いたら、お客さんの為に丈夫なベタ基礎に責任者独断で変更したと説明を受けました。金額も変更なしで丈夫なら、もう出来上がっているしと思いそのまま受け入れましたが、その時に防水工事をしたほうが、いいですよと説明があれば当然実施したのに悔やまれます。その時の工事責任者は退職しています。
メーカーには何度も解決してほしいと申し入れてますが、なかなか返事がきません。どのような解決策がありますか、教えて下さい。宜しくお願いします。
質問文章を読みますと、地下水面位(地べたから穴を掘って水が溜まる高さ)が高い地盤であり、しかもベタ基礎レベルより、地上面(グランドライン<GL>)が低くなっているように推察されます。
これを放置したままにしておくと、土台や床を支えている部材などの含水量が増え、やがてカビや腐朽菌が繁殖して、家や住む人の健康に影響を与えます。
対策としては、家を囲むように暗渠を入れる、側溝を入れる、集水スポットを掘ってポンプアップするなどの方法(GL地下水面位を下げる)があります。
床下面よりGLが高くなっている場合は、防水層だけで漏水を食い止めるのがとても困難なものです。
上記のような、GLでの細工が効果的と推察されます。
費用的な負担を強いられるのは、質問者として不満もあるでしょう。
しかし、地下水面位の低い地盤では、本件のような事象が生じないことから、施工者に100%の責任を負わせるのはかなり困難だと思われます。
防水対策より、側溝や暗渠などの方が向いるようですが、住宅メーカーに出来るだけ多めの負担を要請し、早急に対応策を講ずべきです。