高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2012.08.27

巾木とフローリングのすきま

質問者/もりのくまさん

初めてご相談いたします。
去年の夏に建売の新築を購入しました。住み始めてからもうすぐ1年になります。家が完成してからは1年半になります。
住み始めてからしばらくして、2階の子供部屋の巾木とフローリング間にのすきまがあることに気付きました。すきまが空いている所には子供の机とベッドを置いてあります。ある程度重い物とは思いますが、そんなに簡単に巾木とフローリングの間にはすきまができるのでしょうか?他の所も気になってすきまを探したら、何カ所かあいている所を発見しました。
今度、家を建てた建築業者の建築士さんに1年目の点検をお願いしていますが、建築業者さんは「悪いところは悪い」と素直に認めたりするのでしょうか?分かりにくいと思いますが、すきまの写真を撮りましたので添付いたします。すきまは100円玉2、3枚分くらいあいています。宜しくお願いします。
床に置いた家具や荷物の重量が要因で巾木の隙間が空いた訳ではありません。
巾木が浮いて見えるのは、床を抱えている構造用の梁が収縮した分、床面が下がった事が要因です。
家の間取りによって梁組みが異なりますが、大梁を多く使用した構造体には本件のような事象が多く見られます。
乾燥木材の含水量は15%程度ですが1年半くらい経過しますと10%を切るくらいまで乾燥して収縮します。
構造的な問題はありませんが本件のように仕上げ部材に隙間をつくる要因になります。
本件の対応法は、巾木をいったん外して付け直す事が必要です。
施工業者もこのような事象には慣れている事と思いますが業者さんには、補修を丁寧に優しく要請してみましょう。
巾木の補修作業で壁面に多少の難点が生じる場合がありますが、止むを得ない事と言えるでしょう。
今後もこのような構造体収縮で内装面に難点がでる場合があり、業者さんとの友好関係を保持しておいた方が賢明です。