高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2024.04.26

地盤沈下

質問者/ishr

5年前家を建てる際の地盤調査で、軟弱地盤のため建築物の下に5Mの鋼管杭貫入工事を行いました。
建物自体に大きな異常はありませんが、杭を打っていない場所は全体的に沈下し、カーポートのコンクリートに「ひび割れ」、ポーチ階段の「ひび割れ」、捨てコン(だと思うのですが)の露出がひどいです。
我が家を含め、元々田んぼだった場所の宅地造成で、造成された全ての家にコンクリートのひび割れなどの被害があります。
造成地の近隣はこのような現象は見られません。
又、造成地内へ入る道路も沈下しています。
不動産屋の手抜き工事なのか素人には判断しきれません。
どうぞアドバイスをお願いします。
写真は1枚目−2007.6.5(完成から半年後)
    2枚目−2011.2.27(完成から4年3ヵ月後)
    3枚目−  〃
写真で見るとそうとうな速さで地盤が沈んでいるようです。
造成地購入の際、このような軟弱地盤だと云う説明があったかどうかですが、造成地の販売業者もこれに関わる法律に基づいて造成開発をしていると思われます。

施工業者は、対象敷地の地耐力を地盤調査して本件の家を建築したしたのでしょう。つまり本件は、責任の所在を追求するに至らないのが現状だと思われます。
本来、このような軟弱地盤では、家本体だけでなく、玄関アプローチ、犬走り、カーポート、塀や舗装する場所の全てに杭を打ち込み、施工すべきだったのでしょう。当然、然るべき費用が掛ります。

本件は、現在の状況で不動産業者や施工業者に責任を押し付ける事はかなり困難だろうと思われます。
対策方法としては、沈下すると困る場所の工作物を取り外し、地盤補強をするしかありません。
その費用負担が軽減できるよう、関係業者に要請する事が賢明と思われます。