設備や内装一般
暖房や電気湯水器、トイレの配管など
竣工して二年足らずですが、クロスの一部に薄い茶色の汚れが浮いてきました。
場所は吹抜け部分の周囲で、構造用集成材の上に石膏ボード、クロス(珪藻土クロス)の順で貼られているようです。
汚れの大きさはおおよそ握りこぶし大ものや、帯状となっている部分もあり、服抜け周囲にのみ点在している状態です。
工務店に、汚れが浮いてきたので貼り替えてほしいと伝えたところ(見にも来ずに)、
「その汚れはヤニで、木材のヤニによる汚れの場合は有償になる」とのこと。
見に来ずに「ヤニ」だと決めつけるのもどうかと思います。
そこでお聞きしたいのは、
・構造用集成材からヤニが出るのでしょうか。(柱はスプルースだったと思いますが、梁はわかりません。構造図には E105-F300と記載有)
・ヤニが出たとしても、石膏ボードを通り越してクロスが汚れることが有り得るのでしょうか。
・一般的に、クロスに浮き出てくる汚れは何が原因と考えられているのでしょうか。
以上、アドバイスをいただきたく、よろしくお願いします。
わかりにくいかもしれませんが、写真を添付します。
写真1枚目:汚れ(化粧柱の下付近)
写真2枚目:汚れ(右側に見えるグレーの楕円状のものはレンズの汚れですが、その真上と左側入隅付近)
集成材からヤニが浮き出ると云う事例を聞いたことはありません。
ちなみに「E105-F300」とはベイマツ、ダフリカカラマツかヒノキ、ヒバ、カラマツ等でスプールスはE95-F270の記号で表記します。
本件のシミの要因は少なくとも構造木部材からのヤニによるものではないと思慮されます。
湿気透過性の有する「珪藻土クロス」を採用との事ですが要因としては、接着糊が乾燥せずにカビになる場合があります。
しかし、2年も経過して唐突に浮き出ることには説明つかない部分もあります。
最も可能性があるのが、雨水など漏水によるシミか、内部結露などでのシミも考慮に入れるべきでしょう。
有償、無償はともかく、その要因特定が先決です。
雨漏りなどの施工上の瑕疵が要因の場合は、工務店に当然ながら法的な無償対応を要請出来ます。