工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2024.06.17
深基礎部分にジャンカ、コールドジョイントと思われる箇所
質問者/<東京都八王子市・Yさん(会社員・35歳・男)>
現在、新築の住宅を建築中なのですが、基礎工事のことで気になることがありますので、ご相談させてください。
基礎の立ち上がり部分に、生コンを打設して約1週間ほど経過した後、現場を確認しに行くと、深基礎部分にジャンカ、コールドジョイントと思われる箇所を発見しました。
しかしながら、専門家ではないため、実際のところジャンカ、コールドジョイントなのか判断がつきません。
専門家の方での判断をしていただきたいのと、もしこれが、仮に、ジャンカ、コールドジョイントであった場合、今後どのようにハウスメーカーに対処を申し入れたら良いのか等のアドバイスをお願いいたします。
コンクリートを打設する場合、生コンのスランプ(硬さ)や打設時間などで、多少なりともジャンカが出ても不思議でありません。本件の場合も多少ジャンカ(鉄筋や小石の空隙が表面に達した部分)も見えますが、モルタルの表面補修で対処できると思います。
コールドジョイントは 最初から考慮された打継ぎ目と異なり、コンクリートの打ち継ぎ時間が、最初と継ぎ足すコンクリートの打設時間が長すぎたときに、その打ち継ぎ部分に不連続なコンクリート面が出来ることをいいます。当然ながら、構造物の耐力、耐久性、水密性を著しく低下させる原因となります。
コンクリートの打ち継ぎ時は時間をおかずに打設することがポイントです。このコールドジョイントの補修対策は、軽微なコールドジョイントの場合、ポリマーセメントペーストをはけ塗りで対処できます。本件も写真で見る限り、とても軽微コールドジョイントであり、これで大丈夫と思われます。