構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2024.06.18
基礎の鉄筋の組み方の誤りについて
質問者/愛知県一宮市・山田さん(40歳・男)
こんにちは。いつも参考にさせていただいております。
今、基礎部分(べた基礎)を施工中なのですが、鉄筋の組み方について、図面と違った施工がされております。問題ないのか、ご教示いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
上記に記載の配筋図が正解です。
コンクリートは圧縮力に強いのですが、引っ張り力に弱いため、コンクリートの引っ張り力を補填するために鉄筋が入れられます。ベタ基礎の外周部分は外部に引っ張り応力を持たす構造になるよう配筋しますので、上記のとおりとなります。
配筋の位置も大切ですが「かぶり厚」といって、鉄筋をどれだけのコンクリートが覆っているかが重要です。鉄筋の下部と上部とも、そして外部に面しても、コンクリートからの「かぶり厚さ」が「6センチ」以上を有していることが肝心です。これは建築基準法に記載されております。むしろ鉄筋の配筋位置より「かぶり厚」の方が重要だといえるでしょう。