構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2013.01.10
基礎コンクリートの欠落(四隅)
質問者/東京都小金井市・MTさん(会社員・33・男)
1/29立上がり打設、2/2型枠バラシを行い、2/4に現地で確認を行ったところ、写真のようにコンクリートの欠落がありました。四隅とも同じような状況です。施工会社の営業担当者に電話で確認したところ、「現場を見ないとわからないが、最終的には仕上作業があるのできれいになると思う。検査を受けているので強度的にも問題ないと思う」との回答でした。
このような欠落はよくあることなのでしょうか。また、強度にも問題ないのでしょうか。
確かにお粗末なコンクリート打設施工のように見えます。コンクリートはシャブコンといわれるような、水を入れて柔らかくして打設すると、このような「ジャンガラ」といわれる状況になりませんが、コンクリート強度が極端に低下します。ある意味、搬送されたコンクリートを硬いまま打設したために出来たジャンガラのようにも見えます。その場合、コンクリートの強度は保持されていると思われます。
本件の場合、当然、コンクリートを表面仕上げでコーティングするものと思われます。しかし、基礎工事のコンクリート亀裂は主要構造部であり、亀裂などで構造体に問題が生じた場合、瑕疵担保責任の対象となり、施工者の責任を法的に負わせることができます。その瑕疵担保責任のことを考慮しつつ、施工進行を見守るべきでしょう。