結露と換気の問題
窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど
お世話様になります。築25年の木造住宅です。結露を防ぐ方法をお伺いしたくお尋ねいたします。稚拙ですが図面を付けました。
Aの部分のクロスが浮いてきたのでめくると、下の合板が腐っていました。幸いにして土台はまだ大丈夫でした。この場合、
1)Bの部分に断熱材入り(アルミ材の中に硬めの発泡スチロールが入った外壁材)外壁材を隙間なく張り付ける方法では、いかがなものでしょうか。
2)Aの部分に断熱材を張ってから合板を張る。この場合、基礎の上の土台には効果がないと思われます。
当地の真冬は約1センチの氷が張るくらいの寒さです。アドバイスよろしくお願いいたします。
典型的な結露剥離現象です。完璧な対策方法としては、現在のモルタルを剥がし、外側Bを土台の上部から地中600ミリまで、厚さ50ミリくらいのスチレンフォームをコンクリート釘で打ち込み、そのコンクリート釘に結束線を絡めて、力骨(太い針金)を取り付け、その力骨にラスを結束してモルタル仕上げを行います。
当然、基礎部分が外壁部分よりかなり外部に出っ張りますが、外壁の下部の一部を取り外し、トタン水切りを取り付けることが必要です。
それ以外の方法においては、小手先対応で、抜本的な対策となりません。「アルミ材の中に硬めの発泡スチロールが入った外壁材」を張り付けたら、とありますが、金属の裏側の樹脂断熱材はウレタンなので、雨水などが入りますと加水分解を生じて、断熱効果なくなってしまいます。