工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2024.08.26
半年でベランダの手すりが取れた
質問者/東京都渋谷区・あきらさん(会社員・37歳・男)
一軒家を購入し、半年でベランダの手すりが取れました。それもほとんど使っていないところで、友人がタバコを吸いにいって、少し寄りかかったところ取れてしまいました。見てみると、ネジ一本で支えており、強度に問題があるのではと思いました。また、階段等の手すりも同様の造りであり、グラグラしています。
クレームをつけたところ、全ての手すりを取り付け直し、強度を高めてくれることになりました。しかし、謝罪はほとんどありません。
もうひとつ心配なのは、この家には床下点検口がないのです。こんな工事をされているので、とても不安です。付けさせるように、要求はしているのですが、どうなるのか…。
対応自体が、営業の人一人であり誠意が全く感じられません。時間もかかっているので、やるせない心境です。怪我人が出なかったから良かったですが、会社として許せません。アドバイスをお願いいたします
写真で見る限り、真ん中に一本のビスしか打ち込めない構造となっており、手すりの取り付け構造そのものが強度不足であると思われます。本当に怪我人が出なくて幸いと思うべきでしょう。しかし、補強することを前提にことが進んでいるのであれば、事故が起こらないような手すりになるよう要請し、その進捗状況を見守るべきと思います。さまざまな業者が存在して、全く措置を講じない施工業者もおります。
怪我寸前の手すりをつけて謝罪がないのはいささか不満ですが、謝罪の下手な業者なのかもしれません。上手に業者をその気にさせて継続的なメンテナンスを行うよう、環境づくりをすることが賢明です。竣工後にあまり感情的な対応を行っても、本件の問題は法律で施工者の責任を義務化した「瑕疵担保責任」の法律の対象外なので、業者に無視されると不利になります。
通常、床下点検口もあることが常識ですが、畳の下地や押入れの床などから床下を点検できるようになっている場合もあります。まったく無い場合は、床下点検の必要性を理解させ、業者に気持ちよく取り付けしていただけるような雰囲気づくりが重要だと思われます。業者と喧嘩しても何の利益にもなりませんので、穏やかな対応をすべきでしょう。