工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
土台となるところとコーナーの三角部のコンクリートが厚い部分の全てに縦横のクラックが入っています。工務店はレベラーを入れるから問題ないといっています。クラックの生じている部分の下地に砕石150mmと捨てコン30mmが入ることになっていますが、砕石は掘った深さと仕上がりの高さから100mm以下と思え、捨てコンは入っておらず、一気に生コンが入りました。現在レベラーで見えなくなりましたが、どのように対応すればよいでしょうか? ひび割れ状況添付します。
写真を見る限り、相当に乱暴な施工を行っているように見えます。3の写真では鉄筋の横筋がはみ出しているようにも見えます。この鉄筋は、コンクリートのかぶり厚さが法令で定められており、これが鉄筋だとすると法規どおりに施工されていないことになります。また、コンクリートの表面を見ますと、ぞくに「シャブコン」といわれる水で薄められたコンクリートのようにも見えます。シャブコンの場合、硬化したコンクリートの強度が弱く、収縮クラックも通常より大きく出るものです。この収縮クラックから雨水が浸入して鉄筋を酸化膨張させる場合もあります。
この基礎部分に関しては、平成12年より、瑕疵担保責任の対象になり、本件のような施工のずさんさで後日問題を生じさせた場合、施工者側の責任が法律で義務化されております。このような写真をたくさん撮っておくべきです。
いずれにしても、この瑕疵担保責任の事を施工者にしっかりと自覚させ、後日、問題にならないような施工を行うよう強く要請すべきでしょう。