高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2013.04.05

土台のひび割れ大丈夫?

質問者/福島県福島市・SKさん(会社員・33歳・男)

現在建築中で完成は7月下旬予定で、ベタ基礎の上の横に寝ている柱の角(玄関の柱)が縦に割れているのですが(角のひびがはいった)大丈夫でしょうか? 45cmとなりにはコ-ナ-の柱が建っているのですが。

 集成材の土台ですが袖壁なので短いため、加工取り付け中に割れたものと思われます。このような袖壁には、水平荷重(地震や台風などの横からの荷重)がかかると、場合によって45cmとなりの角柱より大きな力を受けることがあります。また基礎パッキンも土台の芯から偏っており、家の瓦や仕上げ材、家具などが上がると、上からの過重が大きくなり、割れてパッキンから落ちることもあり得ます。写真で見てもすでに両側の合板を膨らませております。しっかりとした処置が必要です。
 両側の合板の上から通し、ボールトで完全に締め付け補強する方法があります。現在の施工状況から見れば、無理に取り替えを行うよりも締め付け補強のほうが賢明と思われます。しかし、その場合、ボールトのナットなど、端部の防錆処理を注意すべきです。鉄の端部に湿気による錆が起きないような処理をしてから、外壁材で仕上げます。