工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2024.10.03
新築4ヵ月で、床鳴り、ステンレスのサビ、重くなった建具
質問者/愛媛県・匿名さん(女)
新築4ヵ月で床鳴り。担当の大工さんが来て床下から釘を打ち、なんと床上に貫通!! 慌てた営業さんが作業をストップさせたのですが、その大工さんの捨て台詞「もう少し早く言ってくれたら2~3本で済んでいたのに!」と舌打ち。営業さんだけが私に「すいません」を繰り返しました。
あれから20日余りが経った今日、ハウスメーカーが依頼した県外の業者により、床の張り替えが終わりました。が、別場所でも床鳴りが始まっていて…今日ハウスメーカーの現場担当の方も来ていたので、気になっている床鳴り、重くなった建具のことを伝えると(ステンレスのサビについては、水道屋さんを依頼してくれることになったのですが)、ほかは「夏に引っ越したばかりでしょう? 次の夏くらいまでは様子を見ないと…」と取り合ってもらえませんでした。そんなに待たないといけないものなのでしょうか? 対応に誠意を感じないのですが、私が取るべき対応は何かありますか?
ハウスメーカーは営業部門と施工部門が異なるために、このようなトラブルがよく発生いたします。施工する方々の多くが下請けとなっているため、竣工後は営業担当者の苦労もわからず、施工業者はできるだけ施工責任の回避を行おうといたします。
新築住宅の場合、家の性能が定着するまでに2年くらいの期間を要する場合があります。本件の床鳴り現象も、使用した木材の乾燥収縮で発生したものと思われ、頻繁に見られる現象です。家を供給する側は、建主さんにストレスを与えないように根気よく対応しなければなりません。
床鳴り現象は本件のように、長いビスなどで貫通固定する方法が最も簡易的な対象法です。床下に潜って根太と床材下地の隙間をライナーを挟み込んで修正する方法もありますが、そのような施工法ができない場合もあり、張り替えになる場合が少なくありません。
本件は去年の秋の竣工と思われますが、愛知県の冬は極端に乾燥するため、このような現象が起きやすく、使用する木材の種類によっては、最初から想定して施工方法を選択することが求められます。施工する立場と営業担当者の立場が異なり、手に取るようにその状況が想像できます。建具の立て付けも木材の乾燥で狂い、きつくなる場合が多くあります。
質問者は現場担当者が何を言っても、ハウスメーカーに対して納得行くまで対処するよう、要請し続けることです。質問者が悩む必要はなく、冷静にそして根気強く、要請し続けて行くべきです。