高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2013.07.31

床下がカビ臭い

質問者/神奈川県相模原市・TYさん(主 婦・48歳・女)

 新築して9年目になります。土の基礎のためか床下が湿気てカビ臭く、押入れなども白いカビが浮かび上がってきています。
 6年ほど前、床下換気扇の訪問販売業者が回ってきて、床下にもぐって調べてみたら土の表面にカビが生えているからと換気扇をすすめてきたのですが、高いので断って、この家を建てた工務店に床下乾燥機を取り付けてもらいました。しかし、すでにそのときには設計者が退職していて、基礎の位置などが図面だけではよくつかめなかったようで、「たぶんこの位置なら全体に回るでしょう」という憶測で設置していきました。そのためか、全く乾燥機の効果はなく、梅雨時には床を歩くと湿気でベタベタしています。最近は床がところどころブカブカしてきて、床が抜けるのではないかとハラハラしています。床下収納庫は怖くてあけられません。
 ホームセンターなどで床下に敷く炭などを売っていますが、自分でそれを敷くとなると、どうやって床下に入れるのですか? 業者に頼むとすれば、どういうところにお願いすればいいのでしょうか? ちなみに、建てた業者は倒産したらしく連絡がとれません。

 おそらく、外部地盤面が床下地盤面より高い面にあるの可能性があります。この場合、どんな換気扇を取り付けても効果は期待できません。雨水が外部から地中を通じて浸入するからです。また、外部に面したところの換気扇が稼動しても、床下全体の通気が布基礎なので阻害されている場合が考えられます。床下に炭や調湿剤や敷き込むにしても、上記の条件が整って初めて効果を期待できます。
 本件の対策としては、床下に乾燥した砂を敷き込み、その上にポリフィルムを重ね幅を大きくして敷き、さらに抑えとして乾燥砂を載せることです。さらに、床下全体が通気されているかどうかを点検して、それが阻害されるような布基礎があった場合、通気口を設けることが必要です。
 地元で誠実に施工している工務店がベターと思いますが、ここに記述した意味が理解できるかどうかを確かめてから依頼すべきでしょう。