工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2013.08.30
地下水に困っています
質問者/広島県賀茂郡・OKさん(会社員・26歳・男)
1年前にハウスメーカーが用意した中から選んだ土地に家を建てたのですが、工事の時に雨も降っていないのに土がドロドロになっていました。家に問題は無いかと聞くと、地盤は固いから大丈夫と言っていたので安心していました。家が建ち、マサ土が入り、外構も終わり引越しするとすぐに、家の上の土地側の庭から水が湧いて来てドロドロになり足が埋まって歩けなくなりました。
見てもらうと、上の土地の方から地下水が流れて来ているらしく、しつこく言って半年後にやっと掘って砕石を入れ透水管を通す工事をしてもらいました。
表面には水は出なくなり少しは安心したのですが、1メートル掘って透水管が40センチの深さなので60センチは常に水が溜まっています。地下水の流れが基礎で止まり基礎の下や回りを常に水が溜まるのは問題はないでしょうか?岩盤が固いからと言われましたが、粘土層は岩盤と言えるのでしょうか?マサ土の下の元の地盤は全体に粘土層なので、雨が降るとマサ土の上まで雨がたまり、いくつも深い水溜りができ2、3日は引きません。110坪の土地をブロックで囲っているのに、雨水のマスは家の周囲だけで、ブロックの継ぎ目にヒビが入り、水が何箇所もにじみ出ているところもあります。土地全体の排水に関する決まりなどあるのでしょうか?今では、地下水の工事をした近くの地面からも湧き水が出始めました。ハウスメーカーや建設会社には、どこまで改良工事をやってもらえるものでしょうか?大変気が重いです。
お忙しい中恐れ入りますが、アドバイスしていただけると嬉しいです。宜しくお願いします。
敷地造成の際にいささか問題があったと思われます。地盤調査を実施して基礎仕様の設計をされたかどうかが、文書から判断できませんが、雨も降らずにドロドロの地表だとすると、地下水面位が非常に高い位置にあるものと思われます。
指摘のとおり、透水管が地表から40センチということは、透水管の排水先の側溝位置の高さに合わせたものと思われます。周辺ブロックのヒビも気になりますし、何らかの対策が必要であると思われます。場合によっては敷地内部に地下水面位より低い位置までのピット枡を設けて、ポンプアップなどの処置が必要となるかも知れません。
いずれにせよ、床下が常に乾燥状態を維持出来ているかどうかを早急に調査すべきでしょう。床下の地盤面が常にさらさらに乾燥しているようであれば、建物に問題を生じさせる事はないと思われます。その場合は建物周辺の地表土を水はけの良い、砕石などに取替えを行なうなどの交渉を業者と行なうべきでしょう。もし、床下に湿気が停滞して、土台や柱を腐食させるような問題が生ずるようであれば、平成12年から施行された、住宅品質確保促進法が適用(構造体の腐食などの問題が生じた場合、瑕疵担保責任を施工者が負う法律)されます。この法律は義務化されておりますので、施工責任者と充分に協議して改良工事を施工者側に求める事が出来ます。