工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2013.10.04
床下より水がわき上がってきた
質問者/東京都大田区・SAさん(会社員・34歳・女)
1Kの新築賃貸物件に入居して2ヵ月ほど経過したころ、居室のフローリング床下より浸水(漏水?)が。原因は台所の配管パッキン不良。流し下から水が漏れ、台所の床はコンクリートで固められていたため出水せず、代わりに床下で広がった水が居室フローリングまで及んで飽和に達し、湧き上がってきたようです。応急処置として業務用集塵機による水の吸い取り作業はされましたが、逆に言えばそれきり。こちらとしては、根本的な修繕処置としてフローリングをはがし、下のコンクリートにしみこんだ水を乾燥させ、再度フローリング床の張り込み工事をするのが適切かと思うのですが、放置されたまま半年が過ぎています。物件は鉄筋鉄骨の4階建てです。階下の住人には現在のところ影響は出ていません。
仮にこれから修繕工事をする場合にはどのような処置が適切なのでしょうか。それらはどれくらいの日数を要するものでしょうか。また、半年この状態で放置された影響は、どの程度あるものと予想されますか。どうかよろしくご助言ください!
当然、配管の漏水部分がすでに完全に修理されていることを前提に回答いたします。質問者がどの階に住居しているのかわかりませんが、階下の住人に支障が及んでいないということで、床下全体がすでに乾燥状態に復旧したものと解釈できます。湿気を停滞させたままにしておきますと、フローロングが膨らんだり、カビが生えて腐食したり、臭気が起きる場合もあり、質問者の言うとおり、フローリングの張り替えが必要となります。しかし、冬期間に外気が極端に乾燥する本州では、冬の間に、床下の湿気も放散してしまう場合が十分に考えられます。生活に支障をきたさないのでのであれば、それ以上の対策は必要ないと思われます。しかし、床下に、湿気を抱えたままであれば、これから春と、梅雨、夏の季節を経過する間に、上記の現象が発生してきます。そのような現象が起きた場合は、フローリングの張り替えと同時に強制的な床下乾燥の対応が必要となります。工事期間は1週間くらいと思われます。