工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2013.11.20
基礎工事の結果に問題はあるでしょうか?
質問者/××さん
基礎工事が完了したところですが、不安な点があります。
ベタ基礎で、外周の立ち上がり部分(?)と土間部分を一体でコンクリート打ちをしました(強度、白蟻によいとの説明を受けた)。通常、振動を与えて(?)コンクリートに隙間ができないように施工するようですが、今回は一体打ちのため、立ち上がり部分に振動を与えても土間の方にコンクリートが逃げてしまうとのことで、それを行わず、基礎の型どりのために設置する木枠を横からたたきながら、コンクリートを流し込んだとのことでした.木枠を外すと、(特に立ち上がり部分の)あちらこちらに、コンクリートが充填されておらず、穴が空いていました。ひどいところで基礎の配金が見えるところが2~3箇所(20cm×5cmくらいの筋状)あります。
通常このようなことはあるのでしょうか?また対策としてどのような方法があるのでしょうか?表面に穴が空いているということは、見えない内部にも未充填穴があり、強度が不足しているといったことはないでしょうか?また、工務店に対してどのような態度で接すればよろしいでしょうか?
客観的な意見をお聞きしたくメールいたしました.どうか、(取り急ぎ)ご教示お願いいたします。
外周の立ち上がりコンクリートと土間コンクリートを一体打ち込みにする利点は、強度の確保や地下からの湿気の浸透の回避など、構造体に欠かせない大切な利点を持っています。しかし、一方では、本件のような施工上の難しさが欠点と言えると思います。ご指摘のように、振動をあててのコンクリート打ち込みが出来ませんので、木棒で突いたり、枠を叩いたりしての打ち込みとなります。昔(30年前まで)はビルの工事もふくめ、全部この方法で打ち込みを行っていました。鉄筋が邪魔して本件のような未充填部分がある程度発生する事がよくありました。表面だけではなく、内部にも未充填部分があるのではと心配になりますが、皆無とは言えないと思います。しかし確率的に内部だけが未充填と言う場所は少ないと思います。
対処方法ですが、まさか工務店がこのまま放置するとは考えられません。指摘するまでもなく防水モルタルを埋め込み補修するの普通です。その後に仕上げモルタルを塗り込むのが一般的な方法です。この方法を完璧に施工する事でコンクリート強度を特別心配しなくてもよいと思います。ただし、このまま放置するような工務店であれば、強く申し入れを行うだけではなく、他の部分においても注意深く監視を行わなければなりません。