高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

契約・法規のトラブル

業者側のミスで発生した補修工事費用など

2013.12.02

着工時期について

質問者/michiya

住宅の建築請負契約を7月30日に結びました
この時、住宅会社から次のような話がありました
消費税増税の駆け込み需要で今契約しても着工は来年の6月以降になる
なので契約書の着工を来年の7月1日にしました

ところが最近になって。私の建築予定地のすぐそば(最近まで売り地の看板有り)でその住宅会社が新築工事を始めました

話が違うぞ、と会社に確認したところ
その施主と契約したのは9月になってからだが、企業努力で隙間を作った上での工事なので問題ない、あくまで契約書が優先されるとのことでした

私としては嘘をつかれたというか騙されたというか、非常に気分が悪いのですが

仕方のないことなのでしょうか?

住宅業界は、今年下半期に入り、想像した以上の駆け込み発注が続いているのが現状です。
予想していたよりも、資材納期の遅延や人材確保に混迷していることも事実です。
本件におかれましては、7月30日で約1年後に着工する契約提携のようですが、全国的にこのような案件が多く存在致します。
この繁忙期の着工は、人手不足と資材不足で工事費そのものが相当な高値となっています。
9月以前に契約を済ませておくと+3%の消費税は免税され、更には来年の方が信頼できる職人に落ち着いた施工をして戴くメリットもあります。
契約約定の中身にもよりますが、本質問記述だけで特に業者を問い詰める必要性はないと思われます。

問題は、同じ住宅会社が「嘘」を言って別な物件を着工したことあるようです。
これも、当該着工物件の契約約定を見ないで「嘘」かどうかの断定できませんが、この時期の着工と完工納期には、相応のリスクを持って為されいるように思われます。
つまり、高い買い物になっており、手不足から信頼できる施工が難しいと云う可能性が高いと言うことです。
心情は充分にお察しいたしますが、質問者にとっての家づくりは一生一代の大事業です。
このバブル期における家づくりは出来るだけ避けたほうが良いと思われます。
施工業者さんと信頼関係を充分に構築して悔いのない家づくりを行ってください。