高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

設備や内装一般

暖房や電気湯水器、トイレの配管など

2013.12.17

電気温水器の湯の温度について

質問者/山口県岩国市・IYさん(会社員・43歳・女)

 設定温度を希望の温度にしてもぬるく、設定温度をプラス5度くらいにしないと湯船のお湯はぬるくては入れません。まだ設置して2ヶ月なのに。商品のほうに原因があるのか、それとも水温、気温の低下のせいなのか? こんなに湯の温度というものはすぐかわるものなのでしょうか? 
 ちなみにお風呂のお湯は自動で湯船にたまる仕組みのものです。メ-カ-さんに聞いても配管の距離やなんかで熱を奪われるからだと言われるのですが、でもお風呂のすぐ外に温水器はあります。

 真冬において適温設定を稀にプラス5度にすることは珍しいことでありません。寒い時期には平均2~3度くらい高く設定することになるのが普通です。これは温水器に問題があるのではなく、浴槽の断熱不足が要因と思われます。一般の人が浴槽の外板の保温材を目にすることがありませんが、極めて薄く頼りないものです。
 冬の寒い時期には、この浴槽から放熱して、このような現象を起こします。どうしても改善したいのであれば、浴槽を取り外して(取り外せないものもあります)外部から樹脂のスプレー発泡断熱を行う方法があります。最近では浴槽を完全断熱するタイプのものも市販されるようになりました。
 本件においては、しだいに暖かくなれば、設定温度で推移するようになります。