高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2015.09.02

設計図上と違う施工された場合

質問者/玉三郎

注文住宅で新築を建築しております。
竣工検査を終え、これから引渡しを目前に控えている状態です。

竣工検査で決定していた設備が取り付けられていないことや設備のつけ間違い、またクロスの雑さ、汚れ傷などが多数あり、がっかりしていていたのですが、その他に設計図面上と違う箇所がございました。それが床下換気システムの点検口の位置です。

そもそもフィルタ掃除などもあり1ヶ月に1回は点検口を開けることも考慮してあまり生活に干渉しない箇所に配置しておりましたが、ついていた箇所はベッドを配置予定の箇所。つまり掃除や点検時に毎回ベッドを移動しなくてはならない箇所につけられていました。

その不便さも当然ながら不満ですが、それ以上に点検口の位置が違うということは
換気システムの配置位置も変わっていることになり、そうなると床下(基礎)の状態も設計通りなっているのか疑わしくなり不安になっております。

現在は図面上と違うことを指摘しており、どう対応するかHMの宿題事項としております。


ご相談したい点は2点。

?床下にある換気システムの位置が変わることで構造上の問題などに繋がる
ことは考えられるでしょうか。

?このようなケースの場合、HMにはどう対応してもらうのが良いでしょうか?
・換気システムの位置を設計図どおりの位置させる?(できるのか?)
・点検口の位置だけずらす?(できるのか?)
・構造上に問題ない旨を書面に記してもらい、この部分はあきらめる?
※事例などでこういう対応ならできるという材料を持っておきたいです。

アドバイスいただければ幸いです。
熱交換式換気扇を設置されたのだと推察されますが、仰せのように月一回くらいの頻度でフィルター掃除は必要となります。
契約を交わした時には、設計図書を受け取るはずです。
その通りに取り付けされていないと言うことは、先ずは図面通りに設置するよう要求するのは当然のことと言えるでしょう。

換気システムの位置変更は、大きな工事となりますが、点検口の位置変更なら、わりと簡易な工事で済みそうです。
また構造的な問題があるとすると、床のネタを支える大引材などを切り取る事などです。

構造的に差支えない位置、もしくは切り取っても代替束(大引などを受ける床小柱)で受ける方法もあります。
仕上げ材の出来不出来に対してコメントできませんが、ハウスメーカー担当者は、お施主さまが生活を始めてからの対応策を講ずるのが当然のことと思います。
感情的にならず、穏やかに粛々と要請すべきでしょう。