2015.09.04
数年来続く上階からの夜中のコツコツ音
質問者/あゆむ
数年来、マンション上階から断続的に発生しているコツコツ音についてご相談させてください。
日中にも発生していることはありますが、困るのは真夜中から明け方まで寝室の天井付近で発生していることです。
昨晩土曜日は継続時間が長かったため、初めて警察を呼び、異音を確認してもらっています。
昨晩の状況としては、夜中の1時半ごろ就寝した際には、既にコツコツ音が始まっており、2時過ぎになっても止む気配もなかったため、第三者に状況を確認してもらいたいと以前から思っていたこともあり警察を呼びました。警官が音を聞き、帰った3時頃でも音は続き、4時頃寝入った時にも続いており、日曜朝の8時半にまたその音で目が覚めるという状況でした。
もう1年ほど前になると思いますが、マンションの掲示板に、一般的な注意として張り紙をしてもらいました。その後、しばらくは収まっていました。最近、別の住戸で上階の子供の足音が理事会で取り上げられるほどの問題になっており、その議事録が出たころもしばらくは収まっていました。また冬場は収まっていたのですが、昨晩久しぶりに再開し、音量は小さいもののこれまでにないほど長時間継続しました。
音の性質としては、壁を指で弾くような、または釘をトンカチで叩くような、または包丁で生板を叩くようなコツコツ音です。生板の可能性は台所と位置が違うのでちょっと考えられません。それに夜中じゅうですし。
ペットが出す音かとも考えましたが、トントトトントン・トントンとよくあるリズムを刻んでいるのを聞いたため(少なくとも2度)、意図的・人為的に誰かが発生させている音だろうと結論しました。
マンションの造りは、T字型にならんだ2棟からなる10階建のSRC造で、うちは8階の角住戸です。寝室は角住戸の角部屋で外壁及びベランダと接した2-3畳のサービスルームで、梁が横断しています。
床は二重床ではなく、床の厚さも最低限だと思います。普段でも、掃除機をかける音はもちろんのこと扉を乱暴に閉める音、カーテンを勢い良く開けられるとカーテンレールを玉が走るシャーッという音も聞こえます。
寝室にしている部屋はベッド1台でいっぱいになるほどの小さな部屋ですが、音が聞こえるときには、天井のどの辺りで発生しているかまでハッキリわかります。昨晩は梁および外壁すなわち部屋の隅に近い天井で音が発生していました。いつもそこから発生するわけではなく、その対角線方向から発生していたこともあります。
これまでも何の音なのか見極めたいと思い、耳を済ませてきましたが、周り回ってきているとは思えず、上階住戸が真上の部屋で発生させている音に聞こえます。
真上住戸は老夫婦で、私同様、物件所有者です。
もう随分前に奥さんには「お宅でも聞こえますか?」のような聞き方で打診してみましたが、手がかりはつかめませんでした。
実は真上住戸には、もう何年も前になりますが、遊びに来た孫が飛び跳ねる騒音や走り回る騒音で注意したことがあり、その際は「生活音だから」と開き直られました。さらには、孫の母親である老夫婦の娘と奥さんで注意した私に対する文句(音に気を使って神経が参ってしまうといった内容、しかし実際にはドタンバタンと扉を閉めている)を2度3度と言いにこられ、挙句は脅しに近いような言葉が出てきたり、・・・驚くような出来事が続きました。
もう数ヶ月前にも、真夜中にコツコツ音で起こされた時に、警察に電話し、これまでの経緯を話したところ、「脅しになってきているので、その住戸とは直接話しをしないで警察を通すように」というアドバイスをもらっています。
ちなみに上住戸に注意する前には、コツコツ音はありませんでした。
こういう状況なので、真上住戸のご主人(70代、精神的に病んでいる可能性はある)がおそらく奥さんにも知られないように、面白半分で嫌がらせをしている可能性もありますが、それにしても土曜日に真夜中ずーっと音を発生させていたとしたら気味の悪いスゴイ執念ですよね。
皆さんに教えていただきたいのは、
人為的ではなく上記のような音が発生する可能性として何かあるでしょうか?
また上記のような音を記録したり分析したりする方法は何かあるでしょうか?
また、上階住戸住人(しかも精神的に病んでいる可能性がある人)が私に対する嫌がらせとしてわざとやっているというのが、一番気味が悪い(しかし一番ありえる)原因なのですが、この最悪のパターンだったとして、嫌がらせを安全に止めさせるためのアドバイスもお願い致します。
お困りの様子が良く理解出来ます。
建築の専門家として本件は、人為的でなく構造的な理由が見当たりません。
音が発生する前後情報からも断言は出来ませんが作為的な嫌がらせのような気が致します。
この音を分析して解析したところで音の発生を止めることは出来ないでしょう。
警察は民事不介入が基本ですから脅迫などの事件でなければ期待薄とも言えそうです。
費用をかけずに解決するは、裁判所に民事調停の申し立てを行うことです。
調停申し立ては、裁判所の相談窓口で聞けば教えてくれます。
費用も数千円程度です。
申し立てを行うことで裁判所からは、申し立て内容が当事者に送付されます。
この時点で嫌がらせをやめることも大いに期待出来ます。
民事調停とは、「申立人」の質問者と騒音元の「相手方」を裁判所に呼び出し、調停員が相互の話を聴取します。
相手方は、「知らない」と白を切る場合もあるので予め騒音を録音しておくことが必要です。調停で解決しない場合は訴訟(裁判)となります。
相手方が調停に応じない場合は、訴訟で不利になります。
本件が嫌がらせであった場合は、調停申し立ての書式が裁判所から相手方に届いた段階で納まる可能性が高いと推察されます。