結露と換気の問題
窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど
恐れ入ります 教えて下さい
玄関のサッシュに結露が流れ、朝には凍りついて玄関が開かないときがあります
同じく玄関内の下駄箱の一部分なのですが、下駄箱の奥から結露でできたと思われる、水が流れ出てきます
同じく玄関内の隅の部分のタイルから水分がジワジワと出てきて玄関内をかなりの割合でぬらしていきます
下駄箱もタイルも共通して外壁側ですので、そこだけ断熱材が抜けているのか原因が分かりません
部屋内でも外壁側に面した押入れのクロス材水分が出てきて、カビになってきています
北海道旭川地方なので寒さは厳しい地域ではありますが、建築後4年間悩まされおります
ちなみに窓の結露はサッシュ枠に一日中ついている状態です
換気の問題なのか、断熱材の施工時の問題なのか・・・・
ご教授願えたらありがたいです
家の結露は断熱性能や換気量だけで要領をあるわけでありません。
公的な機関が推奨する暖房環境は、気温20℃、湿度50%と言われます。
この時の露点温度は9℃です。
つまり9℃以下の部分には結露が生じます。
私達、施工する側は、限られた予算の中で、断熱材の素性や施工方法などを吟味し、サッシやガラスのスペックを上げ、9℃以下に下げないようにするのが新築時の対応策です。
しかし、気温20℃の室内に洗濯物などを多く干すと湿度が80%まで上昇する場合もあります。この時の露点温度は16℃となります。
室温より僅か4℃ほど低い部分に結露を発生させます。
こうなると家のスペックだけでは結露を防ぐことが困難です。
この結露のメカニズムを承知しつつ、生活方法にも工夫を行うべきと思われます。