工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
先日、ベタ基礎のベースコンクリートを打設しました。その際コンクリートが足りなくなり35分の中断。最後に来たコンクリートは何故かシャバシャバ、ならすコテから水が滴り、打設後も凄い勢いで水溜まりが出来る程で、職人さんも柔らかいと認めていました。しかし、コンクリートの伝票は同じ表記でした。納得出来ずにいるとHMは「発着時間の長さが違う」「最後のコンクリートは少ないから、硬化の速度で差が出た」と言いますが、全て40分位で到着しています。硬化も少ないコンクリートの方が早いのでは?なのにシャバシャバです。そして養生の為に打設直後に水を張りました。
これらのせいなのか、打ち継ぎ面はボコボコで手で少しカリカリ触ったら、手で2センチ程の穴が掘れました。
これは問題ないのでしょうか?よくある事なのですか?心配です。ご回答よろしくお願いします。
打設の際の作業効率を高めるために、コンクリートを柔らかく処方する場合があります。
コンクリートの柔らかさのことを「スランプ」と言う言葉で表現します。
コンクリートの水を単に多くすると柔らかくなりますが、コンクリート強度が低下します。
コンクリートを柔らかくするためには、セメント、砂などの他に流動添加剤などで微妙に調整致します。本件がどのような対応策をとったかは、本文で推察することが困難です。
一定の時間をおいてからコンクリート養生のために水張りを行うことは不自然ではありません。
また打継のために時間差が出来ても強度的に大きな影響が出るとはないと推察されます。
写真の凹みがどのような経緯で出来たのかは、この部分だけで断言することが出来ません。
本件で重要なのは、ベタ基礎が主要構造物であることです。
主要構造物の施工時や施工計画などに問題があって、出来た家に影響を与えた場合は、瑕疵担保責任履行法の適用を受けます。当該コンクリートが要因で亀裂などの問題が発生した場合、業者側にその責任を負わせることが法律的に出来るようになっております。
本件の状況を本件質問書のように写真や文章などでリポートしておくべきです。
その過程を現場担当者とも遣り取りを行っておくと良いでしょう。
したがって、業者側もの手抜き的施工のリスクを冒すことは極めて少ないのが現状です。