設備や内装一般
暖房や電気湯水器、トイレの配管など
はじめまして。
私は、平成26年2月3日に賃貸マンションの契約をしました。前に住んでいた兼ね合いもあり実際に住み始めたのは3月からです。
そこで暖房としてエアコンを使用していました。エアコンを使ってすぐにくしゃみが止まらず体のかゆみ、わたしは目のまぶたがかぶれるという症状が出ました。女性なので化粧をしますが、日々の化粧が辛く化粧をすることも辛いほどでした。仕事柄人前に出る仕事なのですが、いつも見られてる気がして外に出るのが嫌になったりしました。
皮膚科に受診したところエアコンのカビが原因ではないかと診断されました。このことをふまえ、管理している不動産会社に治療費などを請求したところ他の入居者には今までいないし、エアコンは分割洗浄をしているのでカビがいるということは絶対にあり得ないと言われました。よってわたしの体の症状はカビによるものではないと回答が来ました。
エアコンを使用しなくなると症状が治まったので納得出来ず、専門の機関にカビがいるか調べてもらいました。すると顕微鏡観察でカビがいるという報告を頂きました。
またエアコンを使用すると同じような症状が出るのではと4月から使用しておらず、6月末で退去しました。
本来かかるべきではない治療費や引越し費用など慰謝料を請求したいと思っています。
そこでこのような事例の場合は、慰謝料を請求出来るのかアドバイスを頂きたいと思います。
よろしくお願い致します
本ネット相談では、住宅環境の理由で慰謝料請求権の有無を断言のはとても困難なことです。
回答者が法律家であったとしても、エアコンとカビの因果関係を本文書だけで読み取り、断言することは出来ないのです。
本件のようにエアコンを稼働させると様々な身体的な症状が出る場合、エアコン稼働が理由であることは確かのようです。
しかしながらエアコンの内部には、フィンと言われる熱交換コイルが入っており、停止させている間にカビの胞子が絡みつく場合が多くあります。
エアコン稼働で室内にカビの胞子が飛散して、アレルギー症状を起こすこともあります。
仰せのように管理する不動産会社は、上記のことを承知しているのでエアコン洗浄など、一定の対処を行っているものと思われます。
アレルギー症状は、エアコン内部だけで発生する訳ではなく、エアコンのドラフト現象(空気の動き)で室内の内装材に絡まっているカビの胞子を拡散する場合もあります。
つまりカビの胞子の要因は、エアコンの他にもご自身の生活状況も含む、室内環境なども思考されます。
したがって、本件のようにマンション管理者に慰謝料請求を行う場合は、弁護士などの法律家や温熱環境に詳しい建築専門家などに依頼し、相応のエビデンスを揃える必要があります。