高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2020.06.01

フローリング二重床の沈み込み

質問者/まぁくん

マンションのフローリング二重床の沈み込みについてご意見を頂戴したく投稿させていただきます。
当方素人のため情報不足等ございましたらご指摘いただければ幸いです。

築2年3か月の防音二重床構造の分譲マンションに住んでいます。
築2年次の申告において、床のきしみを指摘し補修をしてもらいました。
(フローリングの溝にそってカッターを入れ、白い樹脂を注入?する方法)
ところが、1か月くらいすると再びきしむようになり、このとき、該当箇所の床の沈み込みが、ほかの所よりも大きいことに気づきました。
そこで、きしみが再発したことと、沈み込みが大きいようなので何とかしてほしいと言う話をデベロッパーに入れて再度補修を依頼しました。

しかし、結局来てくれたのは「きしみ補修」の業者さんで、沈み込みの対処はしてもらえませんでした。
(再依頼をした際の電話では、「二重床は沈むものだ」というような話をされたので、該当箇所の沈み込みが体感的にかなり大きいので見てほしいとも口頭では伝えたのですが…)

そこで、もう一度デベロッパーに沈み込みの対処を依頼しようと思い、実際の沈み込みがどのくらいであるかをビデオカメラを使って測ってみたところ、体重約65kgの私が乗って約2?強沈み込んでいるのがわかりました。

この沈み込みの量(約65kgの荷重で2mm以上沈む)は一般的な値でしょうか?
または、異常値と言えるでしょうか?

床材が関係あるのかわからないのですが、フローリング床材は、パナソニックの「i-t」が使われていると書かれています。

ご意見頂戴できれば幸いです。
よろしくお願いします。
マンション二重床とは、防音対処を行なった床上部に、更に仕上げ床下地を設えて仕上げ床材を張り込む構造です。

本件は、この仕上げ床材の下地に課題があるものと推察されます。
当該業者が「二重床は沈むもの」と話されたようですが、仕上げ床下地の間隔でその真ん中に荷重を掛ければある程度の沈みは発生致します。

掛けた体重と、床材を抑えている床を支える垂木(或はそれに代るモノ)の間隔によっては2ミリの凹みが生じないとも限りません。
軋みの要因が床受垂木の間隔が要因であれば対処はすべき事案です。
しかしながら現況から抜本的改善は相当の費用も掛かることが推察され、購入業者との約定書確認に発展するとなると容易ではありません。

対処対応として沈み込みの大きい部分だけを補修して戴く交渉が賢明かと思われます。