高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2015.12.04

玄関框の高さ間違い

質問者/エコ住宅

新築で完成に近い状態ですが、玄関框の高さ間違い修正工事について相談です。玄関框の高さを見積もり図面の段階で20?としていましたが、その後の打ち合わせて12?とすることになり、請負契約後の図面では12?になりました。その分、玄関ポーチからたたきまでの差は18?となり、当初の10?より高くなりました。請負契約後の図面は、断面詳細図など一部の図面が、20?の時のものから差し替えられず、それに気づいた私が建築家に言いましたが、図面の修正は必要ないといわれました。先日玄関のたたきのタイルが敷かれて仕上がった段階で、レベルを確認したところ、框が17.5?でした。12?より5.5?も高くなっていました。確認したところ、玄関ポーチの屋根にあわせて施工会社が玄関ドアを収めたところこの高さになったとのことでした。玄関ドアは既成のドアです。このようになった経緯、ミスを認めていただき、玄関ポーチの天井高さ、ドアの高さ、框の高さ、すべて直すことになったのですが、玄関部分のおおきな作り直しとなり、仕上がりの美しさは損なわれるだろうといわれてしまいました。工事の詳細はまだ不明ですが、このような工事をして家の品質はたもたれるのでしょうか?文句を言われない為に直すけれど、本当はこんな工事をしてはならないと設計者も施工者もおもっているのではないか、と疑心暗鬼でだれに相談したらいいのかもわかりません。(玄関ドア周辺の壁はリシン吹付の白い壁です。)
家づくりとは、設計プランから始まり。夢や希望を具現化してゆく大事業です。
本件では、おそらく設計士と思われる建築家と云う人と、工事施工者との充分な刷りあわせに課題があったような気が致します。

住宅建築は、何十万個もの部材を設計図書に添って様々な職種の人々が、それぞれのポジションで組み上げて参ります。
人が様々な環境で行うことで本件ようなの事象は、多くの工事現場で起きており、決して珍しいことではありません。

本件は、関係者がミスを認めて作り直しをするようですが、施工者の誠意を感じます。
本件質問者が、大切な家づくりにおいて設計者、施工者への不信感で疑心暗鬼になる気持ちは、充分に理解できます。
質問文面から拝察しますと本件に関わる人々は、信頼に足りる方々のようにも思います。

家づくりは、出来上がって住んでから施工業者との遣り取りが多くあります。
框の高さが、住まい方にどれほど影響が伴うかも思考しながら、業者さんさとの信頼関係構築を図ることも賢い建主さんの姿でもあると云えそうです。