高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2015.12.16

タイペックシートはがれについて

質問者/もに

築2年ちょっとです。床下の環境がどんなものか気になったため覗いてみました。添付写真1を見て頂きたいのですが、これは洗面台下の写真です(黄色丸)。
タイペックシートのはがれが気になります。
添付写真2は拡大したのもです。赤ホースの裂け、タイペックシートの施工について第三者の意見をうかがいたいです。よろしくお願いします。
築2年と云うことは2シーズンにわたり住まいされたのだと思われます。
その間に凍結などの事象が無かったと言うことは、大きな影響を与えるに及ばなかったことが伺えます。
しかしながらお湯が冷め易いなどの見えない事象が発生していることもありそうです。

2年前の案件であり、施工業者に保熱補強の要請も在り得ますが現在は、駆け込み需要の繁忙期であり、業者が敏速に対応して戴くことが難しいのではと拝察いたします。

補修対応は、素人でも充分に施工可能です。
ホームセンターでスポンジに粘着剤の塗布された保温材を買い求め、ジョイント部分とミスカットした部分を丁寧に巻き付けることをお勧めいたします。

また透湿シートの垂れ下がりは、年数を重ねるごとに垂れ下がり率が大きくなることが推察されます。透湿シートはグラスウール断熱材を下から抑えているのですが、垂れ下がって来ると、床と断熱材の隙間が大きくなって空気対流が発生します。
つまり断熱効果がしだいに低下することが考えられます。
これも素人の出来る範囲で構いませんが、床下に潜って下から防湿シートが出来るだけ水平になるよう垂木などで打ち付けると効果的です。

排水管に関しては本来、垂直配管が望ましいのですが、設備器材の位置と埋め込み配管の位置調整のため、このような状態になる場合も少なくありません。