2016.12.01
隣室の浴室換気扇接続ダクトの不具合
質問者/yas
お願いします。
今年2月に2007年築のワンルームマンションを購入し身内の者に3月から賃貸をしています。当初は何事もありませんでしたが、ひと月ほど空き室だった隣室に10月半ばより入居者がありました。それ以後毎日、回数は不規則ですが、10分から30分ほど壁の中からキーンという甲高い音が聞こえてくるようになりました。キッチンとリビングの間のドアを閉めてもはっきりと聞こえ、夜中に目が覚めてしまうとのことです。マンションの管理会社に隣室の賃貸を管理している会社を教えてもらい確認したところ、聞こえてきた時間と隣人が換気扇を使用していた時間が一致していました。隣室のオーナーは良心的にすぐ換気扇を交換してくれ、もう解決したかと思ったのもつかの間、状況はなんら変わりませんでしたた。換気扇使用と時間が一致しているということは、それにつながるダクトが十分疑わしいと思います。この部分は共有部分なわけですが、修繕を要求できるのでしょうか?管理会社の担当者はマンションの騒音は個人差があり難しいと対応に消極です。打開策があればご教示ください。購入したてのマンションの価値としては大打撃で頭を抱えています。
確実に換気扇稼働にだけ発生する異音なのであれば、二通りの要因が考えられます。
ダクトの共鳴音もそのひとつですが、吸音材を内部に有したダクトに取り替えると異音は殆どしなくなります。ダクト自体は、高価なものではありませんが、取り替える際の施工概要によって工事費は異なります。
もうひとつは、シロッコファンだった場合のベアリング異音です。
換気扇は馴染みのプロペラファンをイメージしますが、ダクトに使うと静圧(送風ロス)が掛かってしまうため、その多くはシロッコファンを用いております。
同タイプのシロッコファンの場合、稀ですが金属ベアリンの異常で異音を発する場合があります。この異音は取り付け間もなく発する場合や数年の経年劣化で発生することがあります。
昨今は多くのファンメーカーは、金属ベアリングからセラミックベアリングに変更しつつあります。
本件がベアリング要因だった場合は、構造が異質な、静圧の少ない中間ダクトファン(三菱電機のカウンターアローファンやパナソニックのハイパーファンなどがある)などに取り替えると異音発生の心配が解消されると思います。価格は数万円で済むと思われます。