高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2016.01.12

漆喰塗りの3日後に大量のクラックが発生

質問者/パパ

お世話になっております。

漆喰塗りについて教えてください。

[質問]
先日、漆喰塗りが行われたのですが、
3日後に石膏ボードのジョイント部にかなりのクラックが入りました。
・天井のリビング照明の近くのジョイントが1箇所(2間分まるごとひび割れ)
・天井のダイニング照明の近くのジョイントが1箇所(2間分まるごとひび割れ)
・壁の180cmぐらいの高さ位置のジョイントが合計 6箇所(0.5間分まるごとひび割れ)

こんなことはよくあるのでしょうか?


[質問]
左官さんが塗った時に現場に置いてあったポリバケツに
カルクウォール(スイス漆喰)と書かれていました。
クラックについて、カルクウォールの下地が施工マニュアルを
かなり逸脱しているとクレームを言ったところ
実際に施工したポリバケツの中身は"眞白壁"だと主張されました。
こんなことってあるのでしょうか?

塗られたのは洋風の漆喰だとばかり思っていたのですが。
漆喰とは消石灰と言われる石の粉に麩海苔などの繋ぎ材、麻糸繊維などを加えて練り混ぜた壁材量です。
本件のスイス漆喰と言うのは、ヨーロッパの建造物などに観られる白壁のことで、スイスの地層から産出した特別な石灰を用いた塗り材のようです。

同じ漆喰でも本来は、下地塗りを何層も重ねて白壁に仕上げます。
本件の場合は、下地材に直接、クロスや仕上げ塗料の代用品として使用されたように思われます。

当然、本物の漆喰と価格が大きく異なります。
事前に価格も含め、施工者のしっかりとした説明がなかったものと推察されます。
価格と出来上がり状態は大きく関係しますので、施工者と充分に協議して解決すべき事案と思われます。