高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2016.01.25

大雨警報中地盤改良(柱状改良)

質問者/ゆきち

設計も施工もする地元の工務店で新築建設中です。
確認申請が遅れており、申請が下りるまで工事は行われないと説明を受けていました。
しかし土地に行ってみると、何の連絡もなく地盤改良工事が行われており、工事の報告を求めると、
先日大雨警報が2日間にわたってだされていた2日目に工事が行われていました。その日1時間に2〜6mm程度の降水量の中作業され、作業後も同じ程度の降水量で5時間程度降り続きました。作業中も作業後も雨の養生シートはされていませんでした。
雨の中地盤改良工事を行った不安を伝えると
「コンクリート強度が600ニュートン以上あるか検査しましょう。」ということでした。
この程度の雨では養生シートはしないものなのでしょうか。そして今後の対応についてアドバイスよろしくお願いいたします。
地盤補強を行うためには、前もって地盤調査を行っているはずです。
その地盤調査結果に基づいて補強方法を決めますが、その際に地形や地質なども考慮されているのが常識です。

本件に地盤保険の記述はありませんが、地盤調査を行って地盤補強工事に殆どに地盤保険が付与されるからです。
稀な事案をの除いて建物が傾いたトラブルに対し、瑕疵保険の対象となるようになりました。

これらの事を思慮すると雨天に施工された地盤補強工事で出来上がる家には、万が一、憂慮すべき事態が発生したとしても為すべきことが為されていると云えそうです。
したがって本件においてはあまり心配をなさることは不必要だとも思われます。

時期的に住宅業界は、駆け込み需要などで資材購入や作業員不足に困窮している状況にあります。
大切な家づくりを成就させるには、施工工務店との信頼関係の構築が大切です。
工事施工の成り行きをチェックしつつも信頼関係の保持にも気遣いが必要と思われます。