高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2016.03.08

床下の水漏れへの対処法

質問者/つきのは

築10年の住宅です。春に、施工した住宅会社の10年目の検査があり、外壁の下側を中心に黒いしみが浮いているということで補修工事をしました。
それとは無関係かもしれませんが、ずいぶん前から、家の中にも、トイレの前の廊下の縁に沿って、黒い汚れのようなものが出ていました。
気にはなりつつも、深くは考えていなかったそれが、工事が終わった夏前から急に広がり始め、夏の終わりにはあたりがかび臭くなってきました。
調べてみたら、トイレの水道から水漏れしているようで、トイレの扉横の家電を載せた敷物下、トイレの隣にある階段の縁、さらにその向こうにある階段下の物置も、物をすべて出してみると床に黒いしみが浮き出ていました。
住宅会社は、当初水漏れとしみは無関係だと言っていたのですが、いまはトイレ前の床の一部については認めています。
住宅会社が連れて来た工事の方がトイレの水道を隠していた木目調のカバーを外したところ、10センチほどの水が溜まっていて、そこから床下へ水漏れしていました。
使用中にパッキンが劣化して外れ落ちたのが原因で、前年、トイレの便器の不調で修理も呼んでいるからそのせいかもしれない、住宅会社に責任はない、補償期間も過ぎている、と言われました。そして、応急処置で何かの部品を外しておくと言ったきり、もう1週間以上放置です。
トイレと物置は、扉の枠の床側が水を吸ってふくれ変形し(中が紙だから仕方が無い、直らないと住宅会社は言いました)、扉が完全には閉まらない状態で、住宅会社の指示で一部の床だけを直しに来た大工さんは、数年の水漏れでこうはならない、最初から漏れてたんじゃないかなと言っていました。
住宅会社は、もう大丈夫大丈夫と言うのですが、トイレの水道部品は放置したまま、カバーも開いたまま、現在も5センチほどの水が溜まっていて、見るたびに不安になります。
水漏れは止め、床下に溜まっていた水も流れ出たはずなのですが、トイレ前のしみは広がり続け、廊下を挟んだ反対側のリビング前の床の縁にも、壁を挟んだ玄関側の縁にもしみが浮かび始めてきました。
このしみはどのくらいで、どうなったら広がらなくなるものでしょうか。大工さんに急激に乾かさないほうがいいと言われたので、扇風機や除湿機で地道に乾かしていますが、カビの匂いも消えません。どうしたらこれ以上の拡大を止められるでしょうか。住宅会社に聞いても、対処法を一切教えてくれないので困っています。
写真などの具体的な判断を行うに足りる情報がなく、断定的な対応策を提供出来ません。
ともかく、先ずは水漏れ要因を一刻も早く突き止めて、対策を施し、早急に乾燥させる必要があります。
木材の油脂を抜く一部の場合に、急速乾燥を戒めることがありますが本件は、濡れた部署を急激に乾かすことの弊害などありません。
放置したままにおくと土台などの含水量が増加して腐朽菌が発生することがあります。
10年を経ると住宅会社に保障を求めるのも困難になりつつあるでしょう。
当該住宅会社の対応が心許ない場合は、第三者の専門家に調査して戴く事も必要と思考されます。