2016.03.23
ガス発電・給湯暖房システムの騒音トラブル
質問者/uracoby
去年の9月下旬となりにガス発電・給湯暖房システムを設置され、設置されてから振動と騒音で苦しんでます。10月から親戚の家でとまらせてもらってますが、生活環境の変化でストレス。すぐ隣につたえてガス会社とも話しましたが、やる気がない様子で話がすすまず。機器は境界のとこで台所の窓のとこに設置され冬はほぼ一日中、テレビみてても聞こえるのです。ガスエンジンだけでなく給湯器もすごい騒音。隣は盛土で1メートル以上高くなってます。機器設置の境界に寝室があり眠れません。エンジンだけ23:30から6:00までいま止めてますが、風呂に24時以降に入られると飛び起きます。夜中はガス温水浴室乾燥暖房機の乾燥機能を使われると家中どの部屋にいてもいやな音がはなれません。母が生まれて初めて入院し、兄弟はメニエールで通院中。つぎからつぎと病気です。調停しましたが隣は欠席。ガス会社は置く場所ないといわれてるとのこと。車四台おける大きな庭があるのに.....置く場所ないと?不成立で一回でおわりました。いまは、病気が落ち着くまで動けませんが、弁護士たてて音の大きさ計って受忍限度を越えてるかみて、裁判しかないでしょうか?夜中は騒音限度は45デシベルです。パンフレットみても45は越えると思えますが.....騒音振動トラブル解決で、いい方法はないでしょうか?
エコキュートの普及が急激に進み、エアコンの室外機に加えての騒音問題が一部には社会問題化している地域もあります。
さらにガス発電装置は、太陽光発電よりもトレンディーな機器として普及し始めています。
発電装置は、エアコンやエコキュートの室外機の低周波騒音と異なり、エンジン稼働に発する高周波騒音とも言えるでしょう。
エアコンやエコキュートは、日本冷凍機工業会で一定の指針を作って各メーカーに対策を指導しています。
これらの騒音を防ぐには、防音壁の構築と振動を吸収する設置方法が必要です。
3・11以降、ガスを使用したハイブリット電化住宅も急速に普及しており、本件のような騒音問題も多くなっております。
メーカーも対策法の検証を行っておりますので、発電装置メーカーと交渉して戴くことが相当と思われます。
いずれにしても隣に人が住むと一定騒音はお互い様ですが、その一定限度を超える場合は、遮音、吸音、防振などのハード的な対策を施すしかありません。
本件は、隣人にストレスを与える当事者に一義的な責任が伴います。
しかし、設置した業者や機器メーカーなどの設置仕様方法なども検証する必要があります。
上記の騒音問題の対策を誰の責任で行うかを裁判所の調停で行う方法は賢明な対応と思われます。
本件では裁判所で調停申立を行ったようですが、相手側が出頭しないため一回で不成立と言うことは在り得ません。
調停での不成立宣言は、後には訴訟手段しかありません。
したがってその旨を知らせるためにも裁判官が入り、調停ルールで進行しないことを確認してから不成立となります。
相手側が出頭しない場合は、仮に弁護士を要請して訴訟になった場合、出頭しない方が不利なります。裁判所には、調停で解決を図ることを明確にしますと、相手方に対して出頭を促す文書を交付してくれます。
出来るだけ調停において責任所在を明らかにすることは、調停進行の過程で現況確認が把握でき、双方にとっても有益だと思慮されます。