設備や内装一般
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2016.05.17
施工主立会い検査時に塗り壁にカビがはえていました。
質問者/おたまさん
新築で注文住宅を建てましたが、引渡しがまだの状態です。
北陸地方在住ですが、北陸の冬は雪が多く、湿気があります。
なのでカビと結露がとてもイヤだったので内装壁を「シラス壁」という
物にしました。
特徴としては「結露を抑えてカビやダニの発生を防ぎます。 」
と謳っています。
H24年1月11日に建前をし、3月15日に引渡し予定でした。
3月上旬にシラス壁の施工しました。
3月12日に立会い検査に行くと、二階の壁・天井とシラス壁を塗った部分全てカビがはえていました。
1階部分は全くカビはありません。
原因はまだわらかず、住宅会社の担当者や現場監督、壁業者は商品の
知識不足という事で、北陸では冬にシラス壁を施工できないらしい。
みたいな事を言い、まだ原因はわかりません。
今後その後壁をどうして行くか話し合いはついていません。
「壁を消毒剤で消毒しカビを落とす」といわれましたが、新築で未入居なのに、壁にカビが生えたものを新築として渡されるには納得がいきません。
縫った部分を全部壊して、違う素材のものに塗り替えて欲しいと言うのが希望です。
また、1階部分にカビが生えてきた場合も今後の保証とか
どういう保証を約束していただけばいいのか?
今後どのように話し合いをしていけばいいのでしょうか?
またその壁自体北陸の冬に施工してはダメなものだったのでしょうか?
どうかアドバイスをお願いいたします。
シラスとは、噴火口から出た軽石のような自然素材で、軽石の何千万倍ともいわれる、細かい微粒子の中に無数の穴がある、いわゆる多孔質の素材です。
主成分は珪酸とか珪素で、除湿剤として用いる事があります。
この多孔質の素材は有機ガスなどの吸着や調湿効果も期待できます。
しかし、そのシラス成分の効能だけが独り歩きしている場合もありそうです。
シラスに限らず、塗り素材は、その素原料にバインドと云われる繋ぎ材、つまり粘着物を混入させて、硬化させるように工夫されています。
本件のカビの要因は、そのバインド混入材にカビを発生せる養分が混在した可能性が高いと思われます。
対応としては、綺麗に剥がして塗り直しを要請しても当然とだと推察されます。
シラス壁は優れた塗り壁材として北陸も含め、全国各地で使用されております。
したがって施工地域、施工時期を限ってはいないようです。