家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2016.05.18
モルタル壁下から染みが湧き出してきた
質問者/KAZ
お世話になります、2008年に新築して以来、1Fバルコニーの掃き出しのサッシの室内部分からの雨漏りが止まらず、部分的な補修を何度か行いましたが、昨年1月に全面的に壁をやり直しました、その際に空気層を作るとの事でベニヤ板を通常部分の上に張り、その上に外壁を施工し1年と二ヶ月が経過した時点で窓の下両側隅、サッシの上部分、家の基礎との境目からこげ茶色の液体が流れ出し、また、何も無い壁の真ん中部分からも下から湧き出して垂れている状態です。施工会社社長を呼んで現状を見せたところ、湧き出しているのはベニヤのアクとのこと、対応としては汚れを落としてコーキングするとの事でしたが、窓やサッシの周辺はいいにしても、壁の真ん中をどうするのか?今後も各所から出てくる可能性があり、その都度そんな事をするのか?根本的な対応になっていないのでは?との問いに対して「検討する」と言い帰ってしまいました。また、その際に「補修部分だからなー」と言っていましたが、新築・補修施工の差というものがあるのでしょうか?知り合いのリフォーム業者の方に聞き、インターネットでも調べましたが、今まで外壁を塗装した事がありません、話をしても中に水が入るものだと言い切っていました。またモルタルの厚みも薄いと教えて貰いました。出来ましたら塗装の必須・厚みの基準等も教えて頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。
本件はこの質問の意図するところを理解できず、回答者の先生方も悩んでいそうです。
雨漏りはまさに様々な要因があるため、そのケースごとに対応策が異なって参ります。
本件の雨漏り事象が、設計や施工の不具合によるものであれば、平成19年施行の「瑕疵責任履行法」の範疇となり、施工業者は、法的に責任を負う事になっております。2008年竣工であれば、その対象となります。
この雨漏り対応を他の業者が行う場合は、この法的な責任が曖昧になる場合もあります。
業者への不信感は理解できますが、その業者を上手に動機付けさせ、課題処理を実践させるのは、施主の手腕とも言えそうです。
現況では業者さんもこの「瑕疵責任履行法」のことは承知している様子が伺えますので、責任をまっとうさせるべきが相当と思われます。
ちなみに、モルタルの厚さは雨漏りの直接要因とはなり得ません。
さらに雨漏り対応のために外壁の全面張り替えを無償で行うよう要請しても、その実現は法的、道義的など様々な要素を入れ、客観的にみても「不可能」だと思われます。