高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2017.03.28

新築戸建ての不具合補修

質問者/家を買うぞ!

この度大手メーカーの建て売りを購入する手続きを進めています。
先日内覧会があり、同行業者の方にお願いして一緒に確認作業をしてもらいました。
そうしたところ、2Fの1部屋に傾きがあり、物が転がる位であることが分かりましたが、法に触れるほどではないと言う事だとの説明を受け、同席していた施工業者担当者様も持ち帰って検討しますとのことで内覧会を終えました。

本日連絡を頂き、施工業者が再度測定したところやはり傾きがあり、梁に問題があるようなので1Fリビング天井を開けて現状を確認し不具合を直すというような話がありました。

引き渡しを来週終盤に控えていたのですが、もちろんそれは持ち越しになると言われ、今月中にはどうにか引き渡しをしてもらえるとの話ではありますが、素人考えとしては、新築なのに手直しされてなんだか修理品を買う様な感じが否めません。

ただし、その他間取りなどもとても気に入っていること、子どもの転校手続きなども既に進んでいること、引っ越し準備も進んでいることを考えると今回の契約をまっさらにはしたくい気持ちが大きいです。

この時期は引っ越し業者も捕まりにくいところをどうにか押さえ、その他最短で引き渡しをして頂ける様、主人は仕事の合間を縫ったり半休を取ったりして先方に言われるよう手続きなどをしてきました。

この場合、さらなる値段交渉をしてもおかと違いではないでしょうか?
このような場合、実際は契約解除をするのが一般的なのでしょうか?
本件において注意すべき要点があります。
木材の収縮や歪みで生じた床の傾きはわりと簡単に補修、修正ができます。
しかし、不同沈下(地盤面が沈んで生ずる事象)で傾いた場合は、おおごとな対策が必要です。

外部からレベラー(水平計測機)をあてると建物の左右両端の高さを測ります。
同レベルであればまさに補修で済むのですが、数センチ以上の違いがあれば、地盤補強などの対策が必要になる場合があります。

契約上の課題や引っ越し待機に関わる費用面は、交渉事なので相手の立場を考慮しながら自分の要求をしっかりと伝達することも大切です。
まずは傾き要因のハード事象を確認すべきと思われます。