工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2016.12.16
サッシ枠の歪みとフローリングの縮み
質問者/fugumi
前回もお世話になりましたが、入居後にいくつか問題が発生し質問させて頂きます。昨年9月に新居が完成し住んでいます。
?サッシ枠の歪み
1階に2ケ所掃出し窓があるのですが、両方ともサッシの枠がゆがんでいて網戸がきっちり閉まらず隙間ができている。外から見ると歪みはすぐみ分かります。そして隙間は上下に平行でなく真ん中が広がった感じで歪んでいます。
サッシやさんと工務店に見てもらったところサッシ枠を取り付けるときコーキングがひっぱって歪んだんだと思います。とのことで今のコーキングをやり直すみたいな説明をしてもらったんですがこういうことってよくある事案なのでしょうか?上述の方法できちんとなおるのでしょうか?一般的な修正の方法も教えて頂けると助かります。
?フローリングの縮み
1階部分にガス温水式の床暖房をしているのですが、床暖房を使用するたびにメリっ、ぱきって音がするのが気になっていました。そして最近気づいたのですがフローリングの継ぎ目の隙間が明らかに広がっています。木材が縮んだり反ったりするのは聞いたことがありますが、それだけの説明では納得できないくらいの広がりと多さです。フローリングはオプション金額を払い少し上等の床暖房対応の耐熱タイプのものにしました。無垢材ではありません。フローリングが縮んでいるのか?接着部分の問題なのか、こちらはまだ工務店さんに見てもらってないのでどういう対応してもらえるかはわからないのですが先にこちらで質問させていただきました。これもよくあることなのでしょうか?修復方法はどうしたらいいのでしょうか?床全面張り替えてもらうなんてことは可能なのでしょうか?
回答いただけるとありがたいです。宜しくおねがいします。
先ずサッシの歪みについてですが、コーキングの収縮で変形すると云う事は物理的に在り得ないと思われます。
大工さんが行うサッシの下地枠、それに伴うサッシ枠そのものは、網戸取り付けの際、建付け調整する時に具現化すると思われます。
本件のような事象は、構造木材収縮の伴う変形の可能性が高いと思われます。
対応策としては、コーキング材を剥いで修理する際に、下地材にライナーなどを用いて外枠から調整する事が必要となる場合があります。
現場の状況によっても異なりますので、業者さんと充分に検証して戴いて、然るべき対応を行う事になると思います。
このような事象は決して希なことではありません。また修正は充分に可能です。
フローリン部材の隙間についてですが、文章のニュアンスから、やはりフローリングと下地部材の収縮である可能性が高いと思われます。
昨年9月竣工ですので、暖かく、多湿の時期の施工だったようです。
真冬になって寒くなると日本列島すべての地域でカラカラの乾燥状態となります。
このような時期に床暖房に温水が循環されますと、フローリングを受けている下地材や支え木材が乾燥して収縮致します。
「パキッ!」と云う音は、この下地材の収縮音と推察されます。
また無垢材でなくともフローリング部材は多少の収縮が伴うものです。
この真冬を過ごしたあたりで収縮率も収まると思われます。
フローリングはある程度の隙間が在って然るべきもので、梅雨時、多湿の夏場や生活湿気によっての伸縮対応も必要です。
しかし、下地部材の収縮とフローリング収縮が双方合間って、許容範囲(美観や使用不便など)を超えた場合は、張り替えも含む対策が必要になる場合があります。
いずれにしても業者との交渉は穏やかな雰囲気で進める事が賢明のようです。