高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2016.08.03

梅雨時期の2×4

質問者/蒼空

初めて相談をさせていただきます。

現在自宅を2×4工法にて建築中です。

6月下旬から着工し、雨に対するシート養生や撥水剤の使用などが全くないまま工事が進んでいることに不安を感じています。

上棟前にも何度か雨に濡れていたようですが、現在は軒の短い屋根が完成し、サッシの搬入が遅れている状態です。

このため、既に外壁は防水シートもなく40日中20日近くの雨に晒されており、大きく開いた窓部分から吹き込んだ雨で内部の柱や壁、床合板、建築資材が、濡れたまま、あるいは乾燥と濡れを繰り返し、木材に変色などがみられます。

施工会社に確認したところ、目視で乾燥を確認次第、次の工程に入るとのことでした。

特に床合板を心配しているのですが、このような対応で将来カビや耐震性能の低下等のトラブルは発生しないでしょうか。

また、雨が降り続いていても建築資材にブルーシートをかけず、濡れてからも積極的な乾燥作業を行わない施工会社に責任は問えないでしょうか。

この他に、希望していた空調システムに必要な基礎部分の加工工事を忘れたとのことで、今からでは追加できないというミスが発覚しました。

どうしてもこの空調システムを入れたいのですが、基礎部分まで戻って作業してもらうことは過剰請求になるでしょうか。

以上、よろしくお願いいたします。
2×4工法に限らず施工中には台風などの悪天候に見舞われる事が多くあります。
ブルーシートの有無では対応し切れず、雨に晒される工事現場は珍しくありません。つまりブルーシートよりは施工者の責任感の有無の方が問われます。

雨に晒されて困るのはグラスウール断熱材です。
グラスウールは湿気を含むと乾燥し難くい部材であり、湿った構造材、合板に接触させることも割けなければなりません。

施主には、施工者を選択した責任があります。
空調関連の基礎の課題も、施工業者を上手にその気にさせ、自分の思いを果たすくらいの強かさが必要です。
業者との折り合いをつけながら家づくりを楽しめることが肝心のようです。