高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2016.08.17

配管やベランダの逆勾配が引き起こすトラブルについて対策をご指導ください

質問者/ハジメ

創業当初、火薬や硫酸など恐ろしい危険物を製造し、その後、アンモニアから繊維を生み出し、食品保存用梱包材やら石鹸製造へと多角化を進めた企業を親に持つ中堅のハウスメーカー(最近、ガバナンスに問題あり経済新聞紙面にその法的制裁が露呈)にて2階建て注文住宅を建てました。引き渡し当日より風呂を追い焚きするたびガンガンと洗い場周辺から異常音が発生。1階トイレを使用するたびトイレ内天井から異常音発生。2階でエアコンつければ天井に異常音。東京では珍しく雪が降れば、隣家は既に溶けて地肌が見えるにもかかわらず、我が家だけ、いつまでも雪景色。ベランダには2ケ月間も残雪風景が広がっています。おかげでベランダの排水溝にはべったりとカビとコケが勢いよく育ちます。台風ともなれば庭は一気に湖水地方。梅雨の時期ともなれば、湖水地帯の庭園では草花が根腐れおこす。ベランダも庭もカビに覆われています。入居して5ケ月目。突然、階段空間に大便臭発生。以来、そのバキュームカーを思わせる異常な大便臭は階段空間からキッチン、洗面所と1日で臭気場所を四方八方に変えています。昨年などバキュームカー内での生活に耐えられず一時ホテルへ避難。配管やベランダが、屋根の上が、逆勾配だとすれば今後、どんな被害が発生するのか、ご教示ください。契約事項には明示されているものの、引渡し後から一度も定期点検がなく、違法にも外部圧力を使ってまで一切、音信を絶つ中堅のハウスメーカーは居一度も定期点検をしようとしない。(瑕疵が見つかるから)。他県に地震発生すれば大いに揺れる危険な家。家族の命が奪われる前に、家族全員の健康被害が発生する前に揺れや大便臭・異常音・カビから解放されたいのです。天井や風呂場の床下から不気味な異常音が継続的に発生し、寝ても覚めても常に大便臭の中での生活を強いられ、最近は家の中にいると、どこからかカビ臭が感じられる危険な家には住むのも限界です。対処方法をご教示下さい。お願いいたします。
先ずは事案を整理しなければなりません。
浴室の追い焚きでの異常音の要因は、湯沸かし器の故障かどうかの特定が必要です。
トイレの異常音は、排水時の音であれば、対策の仕方で改善することが出来ます。
エアコンの異常音は、エアコン自体の問題なのかどうかの見極めが必要です。
ベランダの残雪と家との因果関係は、排水溝のカビ、コケとの要因を解く必要があります。
さらに菜園では、外構工事の敷地状態と周辺の河川や下水との関係の有無を調べることを優先すべきです。
これらの事項では、ハウスメーカーが追うべき事案、施主様の使用状態で発生する事象、設備機材メーカーの責任などを特定することも必要です。
またハウスメーカーとの全体的な約定がどのようになっているかでも対応が異なります。
ハウスメーカーの瑕疵責任とは、あくまでも「雨漏りと構造体の不具合」に限定されます。
これらの知識を持ちながら、先ずはハウスメーカーとの感情的にならない穏やかな環境で相談すべきと思われます。
それでもハウスメーカー側に誠実な対応を望めなくなった場合は、お近くの裁判所の受付(素人でも充分に申し立て可能)で民事調停の申し立てと言う方法があります。
これらの事を順を追って実践なさることをお薦めします。