工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2016.08.25
屋根に断熱材がないのは普通の施工でしょうか?
質問者/みはひか
2013年に新築(建売)の2階建ての住宅を購入しました。
これまで住んでいましたが、夏は暑く、冬は寒い毎日でした。
その他の不満もあり、家を壊し、造りなおすことにしました。
今、家の解体が行われているのですが、解体中の家を見ると、屋根の内側は板だけで断熱材が無いように思われます。
屋根は瓦ではなくスレートです。
素人なので、屋根の木の板とスレートの間に断熱在があるのかは分かりません。
住宅購入時の「標準仕様書」というものに以下が記載されていました。
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断熱工事 1櫂床下 50mm グラスウール
外壁・小屋根(公庫基準による) 50mm グラスウール
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家の2階は、天井があって3畳くらいのグルニエがあります。
上記の「標準仕様書」の記載は、屋根については、グルニエの天井部分のみ断熱するという意味なのでしょうか?
屋根全体に断熱をしないのは、普通の施工なのでしょうか?
何かご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2020年からは断熱基準が義務化となり、本件のような家を建築することが出来なくなります。
断熱材らしきモノが一番左の写真の中央から少し左よりに、50ミリグラスウールらしきモノがぶら下がっているようも見えます。
当時の住宅金融公庫の基準に沿ってパックされた50ミリのグラスウールを申し訳ていどに置いたようにも見えます。
当時は書式検査で現場検証も形だけが多かったようです。
グラスウール断熱材は、隙間なく充填され、乾燥した空気を静止させてこそ効果があります。
本件が50ミリグラスウールだったとしても断熱効果を期待する事は出来ません。
グルニエとは小屋裏を意味します。
グルニエは、部屋の一部としてのロフトと異なり、ユーザーのオファーのない限り、断熱材を入れることを致しません。
建て直しを行うのであれば2020年までは、まだ義務化となっておりません。
国は、導入規制と云って2020年仕様で家づくりを行う奨励を行っております。
意識の高い施工店は既に2020年仕様で建築しているところもあります。
本事案を念頭に、断点のない断熱・気密手法の家づくり行う施工店を選択すべきです。