高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2018.01.22

よう壁に水抜穴がない

質問者/fujimosoさん

よう壁が4mくらいあるのですが、水抜穴がありません。
よう壁は30年以上まえのものらしくもともとあり、そこに
家を2年前に建てました。

2メートル以上は穴がないといけないなど決まりがあるみたいですし、
雨が逃げずに地盤やよう壁に支障ないか心配です。

古いから現在の規則に適応していない良くないよう壁なのでしょうか。
穴あき工事などなにか対処が必要でしょうか。

アドバイス頂ければと存じます。
確かに政令では、擁壁の設置構造に関する基準を「宅地造成等規制法施行令」で定められ、擁壁の面積3?以内ごとに一個以上の7.5?以上の水抜きを設ける規制があります。
本件でこの「宅地造成等規制法施行令」の適応地域かどうかです。

また昔は、この水抜き設置を特別に調査指導する体制があったとも言い切れません。
つまりは、敷地擁壁に本件のような水抜き管の無いもの多く存在いたします。
問題は、敷地に降った雨の浸透率の高い地盤だと水抜きをあっても無くとも関係の地盤も多くあります。

道端にある擁壁の水抜き管から水が抜けた痕の無いのが多く見受けられます。
敷地特性によっては水抜き管の効果を必要としない敷地も多いということです。
本件の敷地がそのような浸透性の高い地盤であれば対策は不必要と思われます。

もし、擁壁の内側の敷地の一部が雨水が、浸透せずに「ブヨブヨ状態にに熟む」ような事象が見受けられる場合は、然るべき対処をしなければなりません。
擁壁と建造物の間の土壌を掘ってコンクリート擁壁に水抜き管を通し、擁壁の内側を砕石などの浸透性の良い土壌で盛り土する方法などがあります。