高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2017.10.17

半地下室開口部のヒビ、欠損、ジャンカ

質問者/ジュン2016

お願い致します。
木造2階、半地下RC造の自宅を地元のハウスメーカーで契約して建築中です。半地下が完成し、型枠を除去しました。窓の開口部が5カ所あり、打設の際にバイブレーションが開口部下まで届くように、開口部にφ90×350の塩ビ管を上下に貫通させてバイブが通るようにして打設を行いました。打設後、塩ビ管内はコンクリートで満たされ、容易に躯体から外すことができず、一部サンダーで切断し、叩き折る方法で取り外されました。叩き折ることで躯体側まで欠損することを心配し、他の方法はないか現場監督と請負会社の責任者とも相談しましたが、他にいい方法はないと言われてしまい諦めて従いました。しかし、心配は最悪の結果となってしまいました。躯体にかなりのヒビが入ってしまいました。他の箇所では躯体側も欠損している箇所もあります。
また、地下の壁と基礎の打継部に大きく深いジャンカが数カ所、小さく浅いジャンカは広範囲に認めています。床スラブと天井スラブの天端精度が悪く、不陸のせいで型枠とスラブの間に隙間がかなりあいており、打設後にモルタルが多量に漏出し固まった跡があります。
業者側は構造体の強度に影響はなく、エポキシ樹脂や無収縮モルタルなどでで補修すれば問題ないという見解ですが、信用できないので、相談させて頂きました。
補修方法、構造体の強度や耐久性の低下の有無などを教えて頂けないでしょうか。地下工事をやり直さない限りは強度、耐久性については設計通りには得られないものなのでしょうか。何卒宜しくお願い致します。
こもようなヶ所を部分的に見てしまうと不安になりますね。
ジャンカについては、事後処理として業者が云うように、水の侵入と鉄筋の酸化を防ぐため、表面をシッカリと仕上げる事になると思われます。

また基礎躯体は、全体的に家の加重を支えるので部分的なジャンカが強度的に大きな影響を与える事もないと思われます。
この基礎部分は、主要構造部に含まれており、瑕疵担保履行法の対象となります。
つまり施工の不具合で建造物に問題が生じた時の責任は、施工者側が法的に負う事を義務化しております。
この事は、ハウスメーカーも承知の上て施工していると思われます。

むしろ施工者側が気持ち良く仕事の出来る環境づくりは、施主にとって賢い家づくりの対応と思われます。