工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
引き渡し後です。
断熱材施工後の写真を見ましたが、断熱材メーカーのマニュアル通りに施工されていないことがわかりました。ただ、現場監督からは、当社の検査では問題ないといわれました。この場合、再施工させることは可能なのでしょうか。
断熱材はロックウールです。見付面固定でなく、側部固定であり、隙間もかなりあります。
千葉県で建築される住宅の断熱状態としては、かなりハイレベルの断熱施工と云えます。
断熱メーカーがマニュアル通りでないと云うのは、間柱に接する部分が押し込められている事を指摘しているのです。
本来は、間柱面と断熱面が同面になっているマニュアルを作っています。
これはロックウール断熱材に限らず、グラスウール断熱材も同じです。
ロックウールやグラスウールは、本件のようにパックされており、包んでいる包装を切断して長さを合わせることは至難の技となり、間柱と柱の間隔が微妙に異なる事から本件のような施工状態になるのが必然です。
そもそも断熱メーカーのマニュアルそのものこそ問題なのです。
北海道のような寒冷地にはパックされたグラスウール断熱などは販売されておりません。
断熱材の密度を高め、両端を間柱と柱の間隔に合わせて切断して充填する事が常識化しております。
本件におかれましては、両端が押し込まれておりますが、内装の下地材で抑え込まれ、壁体内に空気対流を起こす隙間が少ないように推察されます。
断熱効果にはさほどの影響は与えないものと推察されます。