ハウスメーカで自宅を新築しました。当初営業マンの話では夜、洗濯物を干せば朝には乾くと言われました。しかし、完成後、夜、洗濯物を干しても翌日の夕方でも乾きませんでした。そこで、話が違うので浴室暖房を当初から設置したとした場合の価格で設置して欲しいと要求しました。しかし、現時点で設置するのに必要な費用でしか対応できないと言われました。浴室を決める時も浴室暖房の選択をする聞き取りもありませんでした。何か対処方法はないでしょうか。
住宅内の湿度は生活発生量(家族の生活で自然と排出量)で大きく異なります。
日本列島は真冬にカラカラ乾燥状態になります。
気温20度、湿度50%の場合は、絶対湿度(空気中に含めれる水分量)が7gくらいですが、同じ気温で湿度30%までさがれば4gまで減り、乾きやすくなります。
一方で洗濯物を干すと室内湿度は一気に80%くらいまであがり、絶対湿度は12gまで増えて中々乾きにくくなります。
その乾燥空気を換気で取り入れますと洗濯物は乾きやすくなりますが、当然ながら室内が寒くなり、暖房負荷を大きくしなければなりません。
特に真夏は外部湿度が高くなり、室内干しが難しくなります。
新築の際にハウスメーカーの方が何を根拠に洗濯物を干せば朝に乾くと云った理由がわかりません。
普通の住宅で何もせずに朝に乾くと言い切るには、まずその根拠を問いかける必要があります。
田舎の工務店が思い付きで言ったのならともかく、ハウスメーカーの場合は、何らかの根拠があったのかも知れません。
何の根拠もなかったとしたら、施主側の施工者選択ミスということになります。