2020.07.14
現場発泡ウレタン吹付断熱材の安全性について
質問者/ゆうゆう
工務店にて新築の注文住宅を建てる予定の者です。
断熱材は工務店より隙間なく施工でき断熱性能も優れているため、現場発泡ウレタン吹付にするとの話が出ています。
しかし色々調べてみると、発泡ウレタンの原料であるイソシアネートに発がん性の可能性があると知り、心配になっています。
あくまで原料のイソシアネートが身体に良くないのであって、化学反応後にウレタンフォームになってしまえば安全なのでしょうか?
教えて頂きたいです。
このウレタン樹脂スプレー発泡断熱工法は、当方が平成元年に日本で初めて創設いたしました。
昭和60年から何年も何十回も失敗を繰り返しながら、平成5年日本で初めて公的認定を交付され、それから堰を切ったように多くのメーカーから販売されるようになっております。
仰せのようにスプレー発泡断熱は、ポリオールとイソシアネートの成分反応で形成します。その際の発泡剤にフロンやCO2などを用います。
本件の質問はイソシアネートの安全性のことですが、確かにイソシアネートだけでは毒性の強い物質です。
家具等に使用するウレタン塗料も、イソシアネートとポリオールとの結合で出来ています。
結合してしまえば毒性はウレタン塗料もウレタン断熱材も、全くなくなり安全性が担保されます。
ホルムアルデヒドなどの空気汚染物質(VOC)も放出しません。