高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2020.09.30

適正な釘は

質問者/newtaro

現在、新築を建てていますが、いくつか質問させていただきます。

? 床の合板(24ミリ)等には、釘のめり込みは三ミリ以下でないと、いけないとありますが、その他の筋交いなどの釘は打ち込みの規定値はあるでしょうか?

? 吹き付け断熱を施工する際、降雨時や柱などが湿っていた場合は、断熱性能は低下するでしょうか?


よろしくお願いいたします。
構造用合板を耐力壁(建築基準法に基づいた量)を用いるためには、釘やビスの取り付け方が制定されております。
構造用合板を耐力壁にする場合は、2×4工法とほぼ同じような効果があります。

筋交いの場合は、ビスや釘より「欠きこみ」で柱や桁に嵌め込む形態となり、建材で抑えられて剛性を増すようになっております。

ウレタンのスプレー発泡断熱の場合は、独立気泡率を95%くらいまで高め、引っ張り強度の極めて強い素材を用いるべきです。
安価にするには発泡倍率を高くすると少しの原液で何倍も膨らます事が出来ます。
幾らでも安価になりますが、断熱効果や引っ張り強度が弱くなります。

この硬質ウレタンの強度は、建築基準法の適用を受けませんが、2×4や合板耐力壁より、柔軟で超剛性を発揮します。

雨天や湿っている場合は引っ張り強度に問題が生じます。
サラっと乾いているタイミングでスプレー発泡いたしましょう。

樹脂スプレー発泡断熱工法は、当方が平成5年に日本で最初に公的評定を取得しました。