高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2021.05.13

汚水配管がつまり溢れてました、、

質問者/m8

約2年半前に家を建てました。
長くなりますが、アドバイスいただければと思います。よろしくお願い致します。

住み始めて数ヶ月の頃、ものすごい汚水臭が時々するようになったのと(洗濯機の中から)、キッチンからもたまにボコボコと音がするので、ホームメーカーに相談しました。
住み始めてからトイレの流れも悪いような気がしていたので、そのことも一緒に相談しました。
家に来てもらいみてもらうも、『節水トイレだから流れが悪いのは仕方ない。臭いの原因は分からないが今のところ問題はないからまた臭いがしたら呼んでください』とのことでした。一応対策として、トイレの水量は最大にあげてもらいました。
キッチンのボコボコ音に関しては、空気?が入って?(詳しく覚えてません)音がなると思うからと、キッチン下のホース?の長さを少し切ってもらい様子を見るよう言われました。
その後もすぐ異臭がしたので連絡するのですが、業者もすぐ来れる訳ではないので来てくれた時には臭いがおさまっていて結局問題ないと言われるばかりで解決しませんでした。

そして最近トイレが完全に詰まって流れなくなってしまったのでホー厶メーカーに連絡をしましたが、詰まりなどは自分たちで水道業者に連絡するしかないと言われ、とりあえずすぐにネットで探した水道会社に連絡し来てもらいました。

結果、汚水配管から汚物が溢れていました。
配管はパンパンに詰まっており、ここ数ヶ月で溜まった汚物ではないだろうとのこと。
この2年半でトイレは頻繁に詰まるし異臭も変わらずありました。住み始めた頃から何度も相談したのに問題なしと言われ続けた結果です。

水道業者が汚水配管を見ると『配管がコの字になっている部分があるのでここで詰まりをおこしている。勾配は一応ギリ取れているが、配管自体距離が長い&コの字になっているのでもう少し勾配があればなぁ…。恐らく設計図は真っ直ぐの配管になっていたが工事中に何らかの理由でこうしたのだろう』と仰っておりました。キッチンのボコボコ音も詰まりが原因だろうと。
すぐにメーカーに連絡し来てもらい配管を見てもらいました。そしてまた後日配管業者を連れて、解決策をもってきました。

はじめの設計図を見ると、やはり水道業者の言う通りで真っ直ぐな配管になっていました。
しかし実際した工事はコの字。理由は、配管工事終了後に床下収納(深型)を取り付けようとしたところと配管がぶつかるので床下収納を避ける形で配管をやり直したと。
解決策としては、配管を真っ直ぐにするには床下収納を浅型にするか、現在の床下収納をそのまま使いたいのならば床下を支えてる棒?が配管に干渉するのでその棒をずらして2本に増やす工事をするとのことでした。

そして実際に1番はじめにやった工事の配管図を見てせもらうと、設計図では基礎から基礎に真っ直ぐコア抜きをして配管通す設計なのですが、実際はコア抜きの位置がズレており配管が真っ直ぐできない状態になっていました。なので一部歪んでいてカーブしている状態でした。
まずそもそも真っ直ぐになっていないことが気になったので問いただすと、そこは設計図を頭にいれて工事していなかったと思います。と。

これってどうなんでしょう?こんなことあっていいことなのでしょうか?
配管の形を大幅に変える場合も一切相談もなかったし、そんな状態になってしまった以上上記のような解決策も住む前に提示してきていればこんな大事になっていなかったと思います。
そしてそもそもコア抜きが真っ直ぐでない工事だったことに驚きです。
設計図が多少変わることは理解してますが、これはさすがに、、。工事ミスですよね?
なんの為の設計図なんでしょうか。。
前から相談しているのにも関わらずこのような対応をしてきたメーカーに不信感しかありませんし、全く納得できません。
庭にも汚物は流れこんでいるし、本当に最悪な気持ちしかありません。
やり直し工事も本当に大丈夫なのか不安です。
とりあえずまた返答すると言って帰っていただきましたが、どのように返答したらいいのでしょうか。
また、損害賠償請求などできるのでしょうか?
長文になっておりますが、端的に言って「工事ミス、設計ミス」かで施工者に、損害賠償をできるか否かを聴いているのだと推察します。
文章を読んで、とにかく汚染水が溢れでる状態は、工事ミス、設計ミスの何方かに当るのだと思われます。
施工業者もいろいろな対応をしているものの、解決に至っていない云う事です。

本件では、ネットで調べた水道業者さんが入った時点で施工したホームメーカーに言い分けのもとを作ってしまったようにも思います。
もっとも困っている質問者の悩みを最優先にしたいですが、あくまでも施工した会社の手で解決をすべきだったと云えます。
しかし、効果の出ない対応で質問者が他業者を入れざるを得なかった理由も理解できます。

施工者をメーカーと記入しておりますが、メーカーから依頼された下請け業者だと思われます。
お施主様と、メーカーと、下請け業者が解決にならない遣り取りをしているようにも見えてしまいます。

根本的な責任は、工事を請け負ったメーカーにあります。
メーカーには、民事調停の申し込みも辞さない構えで対応すべきです。

裁判所の民事調停とは、質問者が申したて人、メーカーが相手方となり、双方が裁判所に出向き、担当する調停員に対して交互に事情を話す制度です。
弁護士などの法律家でなく、裁判所にはそのような紛争に詳しい調停員が選任されると思われます。費用も殆ど掛かりません。

つまりは「民事調停の申し立て」も視野にいれていることを伝えて交渉すべきです。
願わくば、当事者間で解決できることを願っています。