高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2021.07.16

基礎図面と現状基礎が違い東西分断→カビ発生

質問者/RNMT1

柱だけ残して解体しスケルトンリノベーションを行い、昨年8月末に引渡しがありました。
2ヵ月後1階の部屋でカビの発生があり業者に連絡しましたが、原因不明のため当社には責任は無いとの事で未だに解決していません。

過去の資料を独自で調べた結果、貰っている基礎図面と実際の基礎が大分違っており、東西が完全に分断され、空気の流れが滞ってしまっていることに気付きました。

業者に指摘しましたが「間違いは無い、役所に提出した耐震設計図面どおりに施工している、これ以上の対応は出来ない」と同じ回答を繰り返すばかりで会話になりません。

基礎図面と実際の写真を見て頂き、ご意見いただけないでしょうか。
左が耐震設計図面、右が実際の基礎(推測)になります。
(カビが発生したのは×印の部屋です)

また、空気の流れ、カビとの因果関係も図面からわかることが何かあれば教えていただきたく思います・・・。
もしくはどうしたら因果関係が分かるかを教えて頂けないでしょうか。
どうか宜しくお願いいたします。
家づくりにおいては、構造的な剛性を保つことで空気の流れを阻害させる、矛盾する場合も多くあります。
本件の床下の図面と写真はありますが、カビの事象が発生しているのが一階なので直接的な要因なのどうかを断定できません。

床下の写真では、とても良い状態にみえます。
床下の乾燥状態とその上の一階の状況が大きく関わります。
本件では床下環境に問題は無いように推定されます。

カビが発生するには、気温20度から40度、湿度60%以上、それに空気停滞とクロス糊などや汚れなど有機物の栄養分があることです。
空気の流れがあればカビ事象は発生し難くなります。
施工状態だけでなく、以上のような生活環境も思考してみてください。