構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
昨年新築の住宅です。
1. 床下大引きの木材は「杉」で空洞の節穴が多くあります(画像)
この状態の大引きで大丈夫でしょうか?
2. 上部と両側面はオレンジ色の防蟻剤が塗られていますが、下部の
7〜8割は塗られていない状態です。
黒っぽい褐色、白く新しい木材の色、防蟻剤のオレンジ色、、
カラフルな床下になっています。
新築5ヶ月でキッチンカウンターを歩く羽アリ(画像)、
窓に止まる別の羽アリを発見してしまいました。
床下湿度は段ボールが劣化するほど
高い状態が丸一年続いていました(現在は改善しています)
大引き下部にも防蟻剤を塗る方がいいのでしょうか?
・節穴が多く効果がないから塗らなかった、
・タームガードシステム(再施工10年タイプ)で薬剤が強い
ため塗らなかった、、など理由がわからず悩んでいます。
* 節穴の多い杉に塗っても大丈夫でしょうか?
* どのような方法で塗られるのでしょうか?
* これから窓を閉め切ることが多くなります。
塗る場合、暖い時期などを考慮した方がいいでしょうか?
防蟻工事 薬剤処理:非有機リン系(クロルピリホス含有無し)
施工範囲:土台株より1mまでの外部主要木材
木材に節や多少な節穴があるのは、むしろ自然であり気にする必要はありません。
本件で一番の問題は、床下湿度が異常に高い事です。
23.7度で93%は異常な高湿度です。
気温が氷点下になると90%近くになる場合はあります。
24度前後では、60%以下に保っておくべきでしょう。
先ずは、この床下の湿度が高くなっている要因を特定すべきです。
そもそも床下の湿度が安定した状態ですと土台など、木材の含水量は15%くらいを保持し、防腐剤の塗布が必要でなくなります。
建築基準法で定める塗布は必須ですが、床下の乾燥状態を持続させることが最重要だと認識すべきです。
床下面が外部地盤面より低くなっている場合は、対応策が必要です。