工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2021.10.29
UB、玄関土間の断熱区画、カビ発生
質問者/うなぎぶた
いつも参考にさせていただいております。
新築から4年ほどの2階建て注文住宅です。スタイロ―?での床断熱、その他は断熱等級4のセルロースファイバーです。
夏場は部屋の異様な湿気、冬場は足元が寒く、いろいろとトラブルがあります。
先日1階のUBの天井点検口や和室、キッチンの天井点検口をのぞいたところ、1階と2階の間の合板や柱にアオカビや白カビが所々ありました。
疑問? カビは一般的なのでしょうか?放置しておいて消えるものでしょうか?
不快に感じます。
なぜなら、壁のスイッチコンセント回り、無垢の床からいつも風を感じるので、そのような風が部屋に入り込んでいるかとおもうと、アレルギー持ちの我が家は心配です。
以下の施工は適正でしょうか?
疑問? UBが基礎断熱ではない事。
また床断熱扱いになっているが(※UBに付属のとても薄い断熱材のみ)、気流止めが無いので床下がUB点検口から見えました。気流を感じます。
疑問? 玄関&勝手口土間が気密パッキンではなく「通気パッキン」にモルタルが塗られています。(冬場、風を感じるのでエアコンパテで土間からふさぎました。)我が家は「すべて通気パッキン」で施工されていますが、某パッキンメーカーに聞くと、通気パッキンを土間に使うと框が冷えてシロアリの原因になると指摘されました。気密パッキンとの使い分けを施工者が理解されているように思えないのですが、いかがでしょうか?
日々憂鬱なきもちです。
何か改善方法は無いでしょうか?
どうかお知恵をよろしくお願いいたします。
スタイロ…とあるのはスチレンフォームの中の製品名です。
厚さが書いていないのですが、寒さを感じると云う事は薄かったのと施工不備だと思われます。
特に基礎パッキンは、土台と基礎コンクリートの合間に隙間をつくり、そこからの通気で床下を乾燥させる方式です。
一般的には床下換気口の大きさや設置間隔が建築基準法で制定されています。
基礎パッキン通気は、それを超越した工法となっています。
基礎パッキン通気は、床下断熱を完璧に行っていることが前提となった工法であり、寒いと云う事は床断熱材が薄く、施工にも課題があると見るべきでしょう。
基礎パッキンをウレタン注入などで完全に塞ぐ対処法もあるのですが、その場合は床下空間を完全に乾燥状態にキープさせる環境にしなければなりません。
相当に熟知した施工者に依頼するしかありません。
現況での一般的な解決法は、床下に入り、現況のスチレンフォーム断熱材に更に負荷断熱を行うことです。
カビの問題ですが本来は、一階と二階の空間は乾燥空間となっているが通常です。
したがって特別な状況にない限り、カビの発生する環境ではありません。
目視されているカビは、施工前の保管時に付着したことも考えられます。