高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2024.07.19

設計と異なる基礎の高さによる床下浸水

質問者/owens

新築戸建住宅の引渡しを受けた後、建物のベタ基礎内がGLより10cm程低いために雨水が床下に浸水していることが判明しました。
GLから基礎の立ち上がりも25センチ程度しかありません。
設計図面では周辺地盤より5cm高くすることとなっています

施工者側は床下浸水の排水や基礎内の防水加工など応急的な対応はしてもらえていますが
防水では効果が薄いというのをどこかで見かけたこともあります。
基礎が地盤より低く図面と異なるという根本的な原因に対する対応はして貰えていません。
基礎が低いことに対して、補修程度での対処は非常に難しいと思われますが新築購入早々に雨が降るたび浸水に怯えながら生活していくのも到底納得がいきません。
有効な対策はありますでしょうか?

家の周囲の地盤を掘り下げて、強引にGLを基礎スラブより下まで下げるという方法はどうでしょうか?
仰せのように床下面は、GL(地盤面)より高く設定する事が基本です。
浸透率が高く、豪雨でも床下に雨水の浸透しない地盤は極めて稀です。
本件は、既に雨水が浸透している訳ですから対応が必須となります。
方法としては、仰せのように周りを掘り下げると云う方法が最適です。

「ドライピット」方式と云います。
ドライピットの溝の中には、一ヶ所か二ヵ所に揚水孔(直径30?深さ30?くらい)を設け、電動式揚水ポンプを取り付けると完璧です。
揚水ポンプがなくとも「ドライピット」だけでもかなり改善すると思われます。